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2010年11月12日 (金)

今日の音楽 11月12日 弦楽四重奏曲第2番(ボロディン)

1833年11月12日は、アレクサンドル・ポルヴィーリエヴィチ・ボロディンの誕生日。ボロディンといえば、アマチュアオケの定番であるイゴーリ公の「ボロヴェッツ人の踊り」や中央アジアの草原にて の作曲家。ボロディンの本業は有機化学の研究。この分野でもボロディン反応に名を残し、アルドール反応を発見しました(って、何の事かよくわからんけど)
本業が忙しくて、なかなか作曲家としての活動はままならなかったようで、作品の数は多くはありませんがそれでも、2曲の交響曲や未完に終わりましたが「イゴーリ公」というような大作を遺しており、後世の音楽家に残した影響も少なくないと言われています。

そんな中で今日は、弦楽四重奏曲第2番を選びました。第3楽章があまりに有名ですが、全楽章聴きたいものです。この曲は、ボロディンが妻のエカテリーナ・ボロディナへ愛を告白した時から20周年を記念してエカテリーナに贈られた曲です。
第1楽章は、抒情あふれる第1主題ではじまる美しい楽章です。
第2楽章は、スケルツォですが、形式はソナタ形式なのでスケルツォ-トリオ-スケルツォという通常の形にはなっていません。可愛らしい第1主題と優雅な踊りのような第2主題から構成されています。
第3楽章は、有名なノクターン。この楽章自体弦楽合奏に編曲されたり、ピアノ独奏に編曲されたり単独で演奏される機会も多い曲です。第2主題も快活にはなりますが、ノクターンの雰囲気を失わない非常に美しい楽章ですね。
第4楽章はヴァイオリンの問いかけにヴィオラとチェロが答えるという冒頭に始まり、その問いかけの音楽が発展していき第1主題になるわけです。最後はこの主題が力強さを加えて終わります。

ノクターンは単独で聴いても素晴らしい音楽ですが、全曲の流れの中で聴くと更に美しさが際立つので35分以上かかる長い曲ですが、一度全曲聴いてみてください。

ボロディン弦楽四重奏団で第3楽章の夜想曲です。

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