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2010年10月 1日 (金)

パイオニア交響楽団第21回定期演奏会のご案内・8

マーラーの交響曲第1番第1楽章の主題はチェロによって提示されます。最初の音がレ・ラ・・・。つまり4度下降の動機になっているわけです。かっこうの鳴き声が主題を構成する動機というわけです。牧歌的な大らかな主題です。耳をすませば、森の生き物の鳴き声や息吹が聴こえてきます。マーラーの譜面は、我々が普段目にするイタリア語から派生した音楽用語は、強弱などの限られたものしか使用せず、そのほかの指示は全てドイツ語で、細かく書いてあります。クラリネットの4度下降の音も、「カッコウの鳴き声を真似て」などと。面白いのは、指揮者への注意とか、バンダのトランペットに、ここで着席しろ。第2楽章と第3楽章の間には、かなりの休みを取れ(第3楽章と第4楽章の間が直ちに4楽章に入れと書いてあるように休み無く行くので、ここで休んでおけという事か、それとも踊りの音楽の第2楽章から、葬送行進曲である第3楽章の間は音楽的にあけるべきだからかはわかりませんが)、終楽章ではホルンに残らず立て・・・

というわけで、カッコウの鳴き声のような音は、カッコウの鳴き声なんです

2つめのテーマは、もう少し前向きな明るさを持ったテーマです。キリが晴れてきたんでしょうか。提示部が最高潮に達すると、もう一度今度はヴィオラ以上の高弦のフラジオで薄い霧が出てきます。そして、カッコウやナイチンゲールの鳴き声。やがてハープによって序奏のメロディが流れ出し、春も終わりかという雰囲気が出てきますが、今度は遠くから角笛の音が聴こえます。やがてそれまで出てきた要素が混ざり合い、終わりの無い春も終わりへ向かうわけです。

この楽章はとにかく牧歌的な雰囲気を表現したいですね。活発になっても、その雰囲気を失うことなく、最後の最後だけちょっと様子は変わりますが、その間は常に、あわてず騒がず演奏したいものです。

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