今日の音楽 10月5日 美しいエレーヌ序曲
1880年10月5日はオッフェンバックの命日です。
ドイツ生まれでフランスに帰化した作曲家ですが10代前半からフランスに住んでいるのでドイツっぽい雰囲気はしないですね。天国と地獄の序曲とホフマンの舟歌がある為に、名前の知られた作曲家になっていますが日本ではこの2曲が無かったら無名の作曲家で終わっていたかも・・・しかもこの天国と地獄の序曲は、ウィーンでのドイツ語版初演の時にカール・ビンダーが編曲したものでオッフェンバックのオリジナルじゃないし、ホフマン物語もオペラとしては未完で終わったものだそうです。
数あるオペレッタの中で、「美しいエレーヌ」は「天国と地獄」(原題 地獄のオルフェ)に次ぐ名の知れた作品ですが、曲を聴くと作曲家がわかるぐらいにオッフェンバックのオーケストレーションの特徴が出ている曲です。この曲もトロイア戦争の原因となったパリスによる絶世の美女スパルタ王妃ヘレネの誘惑の話をパロディ化したもの。中間部のワルツもレハールにも似た雰囲気ですがちょっと捻りが加わってますね。
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