今日の音楽 10月4日 ゴルドベルク変奏曲
1982年9月4日は、天才ピアニスト グレン・グールドが死去した日です。
グールドといえば、奇人変人的ピアニストとして名を馳せていますが、バッハを史上最高唯一無二の作曲家として傾倒し、バッハの演奏では右に出るものがいないといわれる存在です。中でも、世界的デビューを果たしたゴルドベルク変奏曲の評価は今でも高いものです。
グロドベルク変奏曲は原曲は2段鍵盤つきのクラヴィチェンバロのために書かれたアリアと変奏曲ですが、変奏曲としては非常に長い上、当時としては高度な対位法によって書かれている難解な曲で長い間演奏される事も無かったが、20世紀初頭のモダンチェンバロの登場で日の目を浴び、グールドがこの曲でセンセーショナルなデビューを果たし一躍脚光を浴び、ジャズなどにも取り入れられるようになったわけです。
グールドは、有名なチェリビダッケやホロヴィッツと全く正反対に、コンサートを極端に嫌い録音中心の音楽活動をしていました。コンサートを嫌っていた理由は、コンサートに来る客は血に飢えた演奏家の失敗を心待ちにする輩・・・と考えていたから等々言われています。
グールドの演奏で、アリアです。
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