今日の音楽 10月30日 アパラチアの春
20世紀を代表するアメリカの作曲家といえば、バーンスタイン、グローフェ、ガーシュウィン、アンダーソンなどが上げられますが、忘れてならないのはコープランドです。コープランドはここで取り上げるのが3曲目。管理人のコープランド好きがわかってしまいましたね。
その、コープランドの代表作がバレエ「アパラチアの春」。1944年10月30日の初演で、この時の編成はfl,cl,fg各1本、ピアノ、弦楽器が2-2-2-2-1の13人による編成でした。
「アパラチアの春」というタイトルはハート・クレインの詩の一節から取られたものですが、バレエの内容とは全く無関係。作曲時には、このバレエは依頼主の振付師マーサ・グラハムの名を冠した「マーサのためのバレエ」と呼ばれる無題の音楽だったそうです。初演時に、グラハムが考えてつけた題名が、この「アパラチアの春」でコープランド自身も非常に気に入ったようでした。内容は、ペンシルヴァニアで開拓民が建てたファーム・ハウスの祝典だそうです。原作は14の部分から出来ていますが、多く演奏される管弦楽版は8つの曲にまとめられています。
アメリカの自然を彷彿とさせる作品です。
冒頭部分です。
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