今日の音楽 10月29日 ドン・ジョヴァンニの回想
1787年10月29日にプラハで初演されたのが、モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」です。放蕩の限りを尽くしたドン・ジョヴァンニが、最後は地獄に堕ちて行く話ですね。
モーツァルトのドン・ジョヴァンニはキラ星のごとく親しみ易いアリアが散りばめられています。カタログの歌、お手をどうぞ、悪魔の正体がわかったでしょう、シャンパンの歌、ぶってよマゼット、ドン・ジョヴァンニのセレナード、恋人よこの薬で、恋人を慰めて、映画アマデウスでも壁を蹴破って石造がドン・ジョヴァンニを捕らえにやってくるフィナーレ・・・
中でも、お手をどうぞ(ラ・チ・ダレーム・マ・ノ)とセレナードは多くの作曲家が変奏曲などの主題として取り上げています。
そんな中で、今日はリスト作曲の歌劇「ドン・ジョヴァンニの回想」というピアノ曲を取り上げました。この曲は15分以上の大作で、騎士長のテーマ、お手をどうぞ、シャンパンの歌を中心に、リストならではの大きな曲に仕上げています。リストはベートーヴェンやベルリオーズ、ワーグナーなどの管弦楽作品をピアノアレンジしたり、ベルリーニ、グノー、マイアベーア、ヴェルディ、ワーグナー、ウェーバーなどのオペラのパラフレーズを作曲していますが、中でもこのドンジョヴァンニの回想は大作として知られています。
前半部分です。
« 今日の音楽 10月28日 ピアノ協奏曲第3番(ラフマニノフ) | トップページ | 今日の音楽 10月30日 アパラチアの春 »
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 今日の音楽 10月29日 ドン・ジョヴァンニの回想:
» ボスコフスキー&ウィーン・モーツァルト合奏団のモーツァルト:セレナード [クラシック音楽ぶった斬り]
どの曲の演奏にも、モーツァルトに対する深い愛情があふれており、実に素晴らしい。 [続きを読む]
« 今日の音楽 10月28日 ピアノ協奏曲第3番(ラフマニノフ) | トップページ | 今日の音楽 10月30日 アパラチアの春 »
コメント