今日の音楽 10月16日 ロデオ
1942年10月16日に、アメリカの作曲家コープランドのバレエ音楽「ロデオ」が初演されました。
コープランドは以前「エル・サロン・メヒコ」を紹介しましたが、ジャズをベースにしたガーシュウィンとは違って、ネイティヴアメリカや開拓時代の雰囲気が色濃い、いかにもアメリカという音楽を数多く作曲しています。21歳でパリに留学した頃から現代音楽と大衆の音楽への嗜好への隔たりを感じ、アメリカ民謡などに根ざした作風で40歳代まで多くの曲を発表しましたが、後に12音技法などの現代音楽へ転じていきました。その頃から非常に寡作になり、若い時代の音楽ほど取り上げられる事は無いようです。
「ロデオ」は元々は弦楽合奏用に構想された曲ですが、最終的には4つのダンスとエピソードという形の4曲からなるバレエ音楽として完成させられました。
カウボーイの休日、牧場の夜想曲、土曜日の晩のワルツ、ホーダウン(踊り)の4曲ですが、中でもアメリカ民謡「ナポレオンの退却」をベースにしたホーダウンは、吹奏楽コンクールの自由曲として取り上げられたり、USJのショウで使われたりしています。
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