今日の音楽 10月13日 明日に架ける橋
私の最も好きなアメリカン・ポップスは?と問われれば、迷い無くサイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」(Bridge over troubled water)と答えます。作詞・作曲をしたポール・サイモンの誕生日が1941年10月13日です。
ポールは1955年に小学生時代からの友人だったアート・ガーファンクルと「トムとジェリー」のバンド名でデビューし「ヘイ・スクール・ガール」をヒットさせました。1964年にはサイモン&ガーファンクルとしてアルバム「水曜の朝、午前三時」をリリースしましたがその時は注目を集めませんでした。その2年後、突然アルバムの中の「サウンド・オブ・サイレンス」がヒットし、チャートのトップに。1968年には「ミセス・ロビンソン」でグラミー賞を獲得、1970年には「明日に架ける橋」でアルバムとシングル両部門でビルボード年間ヒットチャートナンバーワンという快挙を達成しました。
歌詞はこの時期流行した「励まし」の歌。挫折、孤独を味わっている若者を励ます歌です。
この曲のヒット直後、サイモンとガーファンクルはお互いの目指す音楽の違いから解散。ポール・サイモンは今までのフォーク・ポップ路線に留まらず、ソロデビュー曲の「母と子の絆」のようなレゲエ調の曲、「ダンカンの歌」のようなフォルクローレ調の曲など常にチャレンジし新しい音楽を作り続けています。
ですから、どの曲を聴いても似ているというような曲は全く無く、飽きない魅力も持っていると言えるでしょう。
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