今日の音楽 9月4日 テ・デウム
1824年9月4日は、ブルックナーの誕生日。
ブルックナーの事をくどくど書く必要も無いとは思いますが、後期ロマン派を代表する作曲家で、ベートーヴェン、シューベルト、ワーグナーの影響を受け、大編成(特に管楽器をふんだんに使い)かつ長大な交響曲を11曲(最初のヘ短調、0番、未完成の9番を含む)書いて、完璧主義者だった事などから改訂が多くて、すさまじい数の改訂版(しかも、版によっては全く異なってしまう場合もあり)があり、原子雲とよばれるブルックナー開始が得意で・・・・なんていうのが、ブルックナーの特徴のいくつか。
ただ、ブルックナーの交響曲はちょっと聴くには全くもって不向きで、BGMとして聴くにも非常に辛いので、今日は、ブルックナーのもう一つの得意分野であった声楽曲を聴きましょう。
それも、比較的リーズナブル(笑)な編成で、20分程度と短く、しかも一部の人からは彼の最高傑作と言われる テ・デウムです。
テ・デウムは、カトリック教会の聖歌のひとつで、「われら神であるあなたを讃えん」(TE DEUM LAUNDAMUS)から、この名称で呼ばれている音楽です。1883年から84年にかけて作曲され交響曲第7番と8番の間にあたる曲でオルガン付きの2管編成。5曲からなり全体的にはキリスト賛美という事もあり、明るく力強い曲想です。第7番の交響曲と非常に深いかかわりをもっていて5曲めでは第7番の第2楽章の旋律が使われています。
5曲目だけ、貼り付けておきます。
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《未完成交響曲》、そしてブルックナーの第9番は、いずれも神々しいばかりの名演。
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