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2010年8月 3日 (火)

今日の音楽 8月3日 ウィリアム・テル序曲

ロッシーニは76歳で亡くなっています。作曲家の中では長寿の方です。

ロッシーニの曲の中でも、最も知られている歌劇「ウィリアム・テル」は1829年8月3日フランスの王立音楽アカデミー劇場で初演されています。このウィリアム・テルはロッシーニの最後の作品ですが、ロッシーニは1792年生まれ。つまり37歳の時の作品です。つまり、わずか37歳でロッシーニは作曲家としての第一線を引退し、半生以上は美食家など別の人間として生き続けたわけです。

この「ウィリアム・テル」は序曲は非常に有名ですが、オペラ自体は上演される機会は決して多くありません。その理由は①長い(4時間程の長さ)②テノールパートに極端に高い音があり、キャスティングが制約される③当時は、民衆が権力に立ち向かう事を讃美しているという内容が問題視された など。

但し、序曲自体は非常に良くできています。ロッシーニは通常の序曲の場合、他の曲を使ったり、内容と全く関係無い内容だったりと、かなりの手抜きの場合が多いのですが、この序曲は 夜明け-嵐-静けさ-スイス軍の行進 というストーリー性の高い内容であったり、ロッシーニ・クレッシェンドで盛り上げて誤魔化す(失礼!)などという単純なものでは無い内容です。

冒頭の夜明けは5本のチェロによる独奏と、チェロ、コントラバス、ティンパニだけで演奏される序奏で、それが次の「嵐」の大合奏とのコントラストを作り上げています。というように非常に濃い内容の曲です。

カラヤン指揮ベルリンフィルで前半部分(夜明けと嵐)です。

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