今日の音楽 8月22日 神聖な舞曲と世俗的な舞曲
暑い日が続いておりますが、涼しげな音の代表はハープかな?という事でハープの曲をひとつ。
1862年8月22日はドビュッシーの誕生日。言うまでも無く、ドビュッシーは20世紀の新しい音楽の扉を開けた重要な作曲家の一人ですが、彼の音楽で色彩感を表現するオーケストレーションの特徴がフルートの中低音やハープの使い方が上げられると思います。
殆どのオーケストラ曲でハープを使用していますが、そんな中でハープと弦楽合奏のための「神聖な舞曲と世俗的な舞曲」という曲があります。
ご存知のとおり、ハープの調律は全音階で調律されて半音階はペダルを使用しますが、当時弦の数を増やして半音階で調律するハープが考案され、この半音階ハープの普及のために依頼されて作曲したのが「神聖な舞曲と世俗的な舞曲」です。結局、半音階のハープは普及せず、この曲も今ではペダルハープで演奏されます。
曲はゆったりとした神聖な舞曲と 速いテンポの世俗的な舞曲の2曲から出来ていて、通常は続けて演奏されます。まあ、弦楽器は刺身のツマみたいな感じですが、音は涼しげですから良いんじゃないでしょうか。
マリエル・ノルドマンのハープ。オーケストラはわかりません。
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