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2010年8月14日 (土)

今日の音楽 8月14日 交響曲第6番「田園」

8月14日と、ベートーヴェンの田園の関係は・・・全くありません

実は8月14日は、20世紀を代表する2人の指揮者の命日なのですが、この2名の指揮者の録音がそれぞれ名盤とされている曲で、私が音源を持っているのが、この「田園」なので

その2人は、カール・ベーム(1981年没)とセルジュ・チェリビダッケ(1996年没)です。ベームは実際にウィーンフィルとの日本公演に行った事がありますが、あまり強い個性が無いのが個性というようなオーソドックスな指揮者。モーツァルトやリヒャルト・シュトラウスの演奏には定評がありますし、ベートーヴェンも偶数番の曲に名盤が多いですね。作曲家の意志=譜面に忠実で、指揮棒も振ってるんだか振ってないんだかわからない地味な動きでした。
チェリビダッケは、その会場の響きを非常に大切にし、演奏会場によって曲づくりを変えるなど、その演奏は生ものという意識があるため晩年以外は録音を殆ど遺していません。弦楽器と管楽器のバランスにも非常に気を使う指揮者でした。特に録音の残っている晩年はゆっくりめのテンポでバランスの良い演奏をしているため、我々アマチュアにとっては聴いて勉強になる演奏が多いです。(が、アマチュアでは真似できないです。テンポがゆっくりだと誤魔化しが効かないから・・・

この2人に共通するのは練習の厳しさ。ベームは晩年の雰囲気から非常に温厚そうに見えますが、曖昧さを排除した具体的な指示で、時には皮肉にも聞こえたとか・・・チェリビダッケはハーモニーの純度、バランスなどに妥協を許さず、その練習時間の長さは有名でした。それゆえに、オペラなどの作品には力を発揮できなかったようです。

ベートーヴェンの「田園」については、皆さん良くご存知だと思いますので薀蓄は語りませんが、交響曲としてははじめての標題音楽であり、鳥の鳴き声、嵐の表現など、ベートーヴェンのそれまでにない手法を使った曲です。

この2名の演奏を聴き比べると、チェリビダッケの方が5分ほど長いのですが、特に第2楽章はベーム-ウィーンフィル盤が13分59秒、チェリビダッケ-ミュンヘンフィル盤が16分14秒・・・この長さは天国的に長いです。

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