今日の音楽 8月12日 弦楽のための組曲(ヤナーチェク)
ヤナーチェクは1854年モラヴィアに生まれ、1928年8月12日に没したチェコの作曲家です。ドヴォルザークを敬愛し、初期の音楽はドヴォルザークを模した作品が多かったのですが、民族学者との交友などで民族的音楽を深く愛しタラス・ブーリバや利口な女狐の物語などの作品を残しています。
弦楽のための組曲はヤナーチェクの初期の作品で、6曲からなる曲ですが、ヤナーチェクとしては初のアンサンブル作品でした。まだまだ作風は青い感じがしますが、あちこちにドヴォルザークの臭いがプンプンと臭う曲です。第6曲の冒頭なんか、まるでドヴォルザークという雰囲気がしますが、和音の展開などを聴くと、間違いなくスラヴ系の音楽という印象を受けます。非常にマイナーな曲で、多分生で演奏される事は殆ど無いとは思いますが、若き日のヤナーチェックに触れることができる作品のひとつだと思います。
ストラットフォード・ヴィルトーゾ室内管弦楽団の演奏で第6曲目です。
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