今日の音楽 7月5日 ピアノ協奏曲第4番(ベートーヴェン)
1969年7月5日は、20世紀を代表するピアニストであるウィルヘルム・バックハウスの命日です。
バックハウスはベートーヴェン→ツェルニー→リスト→ダルベール→バックハウスと繋がるベートーヴェンの直系の弟子と言われていて、代表作もベートーヴェンのピアノ協奏曲全集、ピアノ・ソナタ全集です。
バックハウスが最も好きだった曲がベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番。イッセルシュテット指揮ウィーンフィルでの録音は今でも名盤のひとつです。バックハウスは特に第1楽章の冒頭(ピアノのソロで始まるところ)がお気に入りで、何回演奏しても満足できないと言っていたそうです。
第1楽章の主題は同時に初演された「運命」の動機に似ているという指摘をされていますが、運命とは逆でとても明るい伸びやかな曲です。第2楽章はうって変わって沈鬱な曲。ピアノと弦のユニゾンだけで語りかけあうという内容。第3楽章は軽快な曲ですが、コンバスにとっては超難曲です。下のビデオ映像の40秒すぎぐらいのところからです。。。
勿論バックハウスのピアノで聴いてもらいたいです。
バックハウスのピアノ、ベーム指揮ウィーンフィルで第3楽章です。
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