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2010年7月 3日 (土)

今日の音楽 7月3日 シンフォニエッタ

1854年7月3日がチェコを代表する作曲家ヤナーチェクの誕生日です。ヤナーチェクは、チェコ№1と№2の(誰がつけた順位なんだ?)ドボルザークとスメタナが西部のボヘミア出身であるのと異なり、東部のモラヴィア地方出身なので、音楽的にも少しこの2名とは雰囲気が違っています。

「タラス・ブーリバ」「利口な女狐の物語」「イェヌーファ」などの代表作がありますが、最晩年の比較的幸福な時期に作曲された「シンフォニエッタ」はいかがでしょうか。
「シンフォニエッタ」は小さな交響曲という意味ですが、これは看板に偽りあり。チェコの陸軍のために意図されたこの曲は変則的な4管編成という大編成で、時間も25分弱という、とても「小交響曲」とは言えない曲です。冒頭からファンファーレがなり響き、各楽章標題がつけられています。第1楽章の「ファンファーレ」から始まり、城(ブルノのシュピレブルク城)、修道院(ブルノの王妃の修道院)、街頭(古城に至る道)、市役所(ブルノ市役所)という5つの楽章からできていますが、この標題そのものから先入観を持って聴くと全く違う音楽という感じです。最終楽章もはじめこそ静かに始まりますが、最後は豪華絢爛! どこが市役所なんだ!
まあ、軍隊の音楽ですね。

そういえば村上春樹の「1Q84」の中で頻繁に「シンフォニエッタ」が登場してきているために、この曲の問い合わせが増えたらしいですよ。

お奨め盤としては、マッケラスのウィーンフィル盤は派手です。(動画はブーレーズ盤で最終楽章です)

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コメント

お久しぶりです。
ちょうど昨日、1Q84を手にとって読み始めたところです。
NYCに来てからNativeの人に村上春樹を読んだことがあるかと聞かれ(彼は読んだこと有、もちろん翻訳版)、私も読む気になりました。
で、きょうこのブログで「シンフォニエッタ」が紹介されててびっくり!
すごいタイミングです。
(すみません、ただそれだけです…お邪魔しました)

おゆみさん、お久しぶりです。

FPOBの方で1年前に紹介した時は、最初の1Q84が旬の時期でした・・・私は読んでませんが

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