今日の音楽 7月26日 フェデリコの嘆き
1876年7月26日は、マスカーニ、レオンカヴァルロと並ぶヴェリズモ・オペラの作曲家フランチェスコ・チレアの誕生日です。
と言っても、「カヴァレリア・ルスティカーナ」や「パリアッチ」に比べると代表作「アドリアーナ・ルクブルール」も知名度の点ではぱっとしませんし、だいたいこのヴェリズモ・オペラ、内容が朝のワイドショーみたいな内容なので、いまひとつ真剣に見る気にはなれないというのが正直なところです。
ただし、音楽的にはドラマチックなアリアが満載されていて、オペラ歌手のレパートリーとしては最適という事なので、録音は結構多いですね。
チレアの出世作は、ビゼーが劇音楽をつけた事で有名になった、ドーデーの「アルルの女」のオペラ版。全曲の録音も演奏も殆ど無いようですが、「フェデリコの嘆き」(ありふれた話)というテノールのアリアは、これぞヴェリズモ!というような劇的な曲。三大テノールも録音をしています。
ジェリー・ハードリーのテノールです。
« 今日の音楽 7月25日 哀しみのシンフォニー | トップページ | 今日の音楽 7月27日 People »
コメント