今日の音楽 7月23日 精霊の踊り
1903年7月23日上野の奏楽堂で初めての日本人によるオペラが演奏されました。演目は、グルックの「オルフェオとエウリディーチェ」の日本語による上演。歌手、合唱は全て東京音楽学校の生徒と卒業生有志、エウリディーチェを演じたのは、世界的なプリマになっていた三浦環でした。伴奏はピアノ、指揮は当時東京音楽学校の講師だったノエル・ベリーでした。
精霊の踊りは、第2幕で天国の野原で精霊たちが踊る場面の曲で、フルート曲としても知られている、優雅な曲です。クライスラーがヴァイオリンとピアノ用に編曲したものもよく演奏されます。
「オルフェオとエウリディーチェ」は、ギリシア神話が元になっており、グルックの作品はハッピーエンドだが、悲劇で終る作品、オッフェンバックのようにパロディ作品など多くの作曲家がオペラや管弦楽曲の題材として使っています。日本の神話でも「イザナギとイザナミ」の似たような話がありますね。
演奏は誰だかわかりませんが。
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