今日の音楽 7月19日 ペトラルカのソネット
1374年7月19日は詩人ペトラルカの命日です。ペトラルカはラウラという女性のあてた恋愛叙事詩群で有名ですが、イタリア風ソネット(定型詩)も数多く残しています。
ペトラルカの47番、104番、123番の3つのソネットをテノール独唱曲にしたのが、フランツ・リストです。リストは、この曲をピアノ曲にもして、後に巡礼の年第2年イタリアの第4曲から第6曲に組み込みました。
巡礼の年は、リストが自身の人生の旅路で経験した事や思った事をまとめたピアノ曲集で、第1年「スイス」、第2年「イタリア」、第3年と第2年の補遺「ベネチアとナポリ」からなっている曲で40年近くにわたって断続的に作曲したものを纏めた曲集です。
原典の詩では47番は「恋する事の苦しさ、素晴らしさ」、104番は「愛の二面性」、123番は「愛への甘美なあこがれ」を描いています。
アラウのピアノで ペトラルカのソネット第123番です。
« 今日の音楽 7月18日 剣士の入場 | トップページ | 今日の音楽 7月20日 ウェストサイド物語 »
コメント