今日の音楽 7月10日 魔笛の主題による変奏曲
スペインの作曲家・ギタリストのフェルデナント・ソルは1839年7月10日パリで没しています。ギターは居酒屋で使う楽器というイメージが強く、クラシックでは傍流だったギターの地位を高めたのがソルです。この第一次クラシックギター時代を支えたのがソルと教則本で有名なカルカッシ。その後20世紀に第二次のクラシックギター時代が訪れ、ロドリーゴ、タレガ、カステルヌーヴォ=テデスコなどが輩出されました。
ソルの代表作が「モーツァルトの魔笛の主題による変奏曲」。この曲は、第1幕の終幕近くの「おまえの魔法の調べは何と力強いのだろう…なんてまあすてきな音だ」というアリアの最後の方でハミングで歌われる曲です。
本来は数分間の序奏があるのですが、最近は序奏なしでいきなり主題から始まる場合が多いみたいですね。
ギター曲らしい明快な曲ですので聞いてみてください。
Francisco Valentino Omanaのギターです。前奏つきです。
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