今日の音楽 6月30日 タラのテーマ
マーガレット・ミッチェル女史が10年近く費やして書いた生涯最初で最後の作品「風と共に去りぬ」が出版されたのが1936年6月30日。
あっという間に大ベストセラーになり、1939年には映画化され公開されたわけですが、3時間42分という長い映画を私が始めて見たのは、1972年2月11日新宿のミラノ座。何故、そんなに詳しく覚えているかというと、この日は札幌オリンピックの90m級ジャンプがあった日。70m級ジャンプで日の丸飛行隊がメダル独占したので、90m級にも期待がかかっていたのですが、母親の付き添いで映画を見に行かねばならず、トランジスタラジオで中継を聴きながら(勿論イヤホンで)映画を見ていたからです。。。
「風と共に去りぬ」の映画で忘れてならないのがマックス・スタイナーの音楽。タラのテーマの雄大な音楽は映画史上でも1,2を争うドラマチックな音楽で、クラシックの交響詩と言っても恥ずかしくない音楽だと思います。
それもそのはずマックス・スタイナーは、名付け親がR.シュトラウス、ピアノの先生はブラームス、作曲の先生はマーラーだったのですからね。
「タラのテーマ」は物凄い数の録音がありますが、やっぱりオリジナル・スコアが一番。ただし、サウンドトラックは録音が古くアナログ録音でもあり、オーバー気味の音量で歪んでしまっているので、チャールズ・ゲルハルト指揮のナショナルフィルハーモニーというオリジナルスコアを使用した全曲版が良いでしょう