今日の音楽 6月9日 ヘリオス序曲
ですが、ニールセンの誕生日なので(1865年6月9日)ニールセンの曲にします。と言っても、昔、今日は何の日か何かで交響曲を扱ったので、今日は小品。演奏会用序曲「ヘリオス」にしましょう。1903年に作曲された曲でギリシャ旅行に行った時にエーゲ海の日の出に感激して書かれた曲で日の出から日没までを幻想的に描いた作品です。特に最初の日の出のシーンはチェロとコントラバスのG、Cの持続音が先行して暗闇を表現し、やがてホルンによって日の出が表現され、最後は弦によって次第に日が沈んで行き、ヴィオラ以下だけが残り、チェロの開放のCの持続音で再び闇が訪れるという巧妙なオーケストレーションを行っています。
曲を聴けば、どう聴いても「エーゲ海」じゃなくて「北欧」なんですけどね
。ちなみにヘリオスはギリシア神話の「太陽神」です。
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