今日の音楽 6月7日 4つの海の間奏曲
ピーター・グライムスはイングランドの海辺の寒村の漁師ピーターの徒弟や憧れの女性に対する歪んだ愛情を描く悲劇作品です。
オペラ全体を聴くのは若干重たいので、演奏会でも時々取り上げられる「4つの海の間奏曲」にしましょう。
この曲は、オペラの中の海に関する4曲を声楽部分を除いて編集されたもので、夜明け、日曜の朝、月光、嵐の4曲からなります。4曲全部で15分程度の曲なので是非どうぞ。
それぞれ特徴のある曲なのですが、特に3曲めがイギリスっぽい音楽かな。ディリアスの風味も感じられます。海の嵐を扱った曲はいっぱいありますが、この4曲目の嵐はマーラーっぽい旋律が出てきたりでドイツ音楽っぽいですかね。
もちろん、ブリテン自身の録音も残されていますので、とりあえずはそれを聴いてみるのが良いでしょう。
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