今日の音楽 6月28日 ヴァイオリン協奏曲(ブラームス)
そんなヴァイオリニストですから彼に献呈された曲も数知れず。有名どころではシューマン、ブルッフ、ドボルザークのヴァイオリン協奏曲の献呈を受けています。ベートーヴェン、メンデルスゾーン、ブラームスのヴァイオリンの三大協奏曲との因縁も深いものがあります。
ベートーヴェンのものは、初演後、日の目を見なかったこの作品をヨアヒムが積極的に演奏会に取り上げ現在のように知名度の高い曲にしました。メンデルスゾーンはヨアヒムの師匠、そしてブラームスは非常に関係の深い仲で、ブラームスはヴァイオリンの技術的なアドバイスをヨアヒムから受けて作曲、献呈していますし、ダブル協奏曲の初演演奏、交響曲第1番のイギリスでの初演指揮など密接な関係があります。
従って、今日はこのヴァイオリン協奏曲を聴きましょう。私はオイストラフがヴァイオリンを弾いたクレンペラー版とセル版を持っています。全体的にはセル版の方が良さそうですが、最終楽章はクレンペラー版の元気の良さも捨てがたいです。
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