今日の音楽 6月18日 交響曲第45番(ベートーヴェン)
正式には交響曲第45番「宿命」。きちんと4楽章形式になっていて、ベートーヴェンの全てのシンフォニーとレオノーレ、コリオラン、エグモントなどの序曲、エリーゼのために などをパロディ化したものです。これ、私は生で見ています。題名のない音楽会の収録だったと思います。山本直純氏は当時「オーケストラがやってきた」というクラシック音楽普及をめざす別番組を持っていましたが、題名のない音楽会にも時々登場していました。
運命の冒頭から始まり、C&W風のベト7や、途中で東京オリンピックのファンファーレに変わるレオノーレ第3番・・・30分程度ですが結構面白かったです。本場のホフナング音楽祭に比べると、かなり直接的なパロディではありましたが、その分楽しみ易い曲でした。最後は、指揮者(山本直純本人)がピストルで撃たれ、エロイカの葬送行進曲に乗って退場・・・戻ってきて直純本人が司会をしていたライバル番組「オーケストラがやってきた」のテーマ、シュトラウスの無窮動を演奏して終わり・・というものでした。
実は、これ、最近CDが出ています。録音はこの時のものではなくて初演時(笑)のものですが、メンコンのパロディヴァイオリン狂騒曲「迷混」、ピアノコンチェルトのパロディである、ピアノ狂騒曲「ヘンペラー」などとのカプリングです。
まあ、お耳休めに聞いてみてはいかがかな?
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