今日の音楽 6月1日 歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
まあ、こういう良くあるストーリーなのでオペラ自体はあまり上演される機会が無いのかもしれませんが、序曲は結構人気ありますね。
この「ルスランとリュドミラ」序曲、多分様々な曲の名盤を上げろと言われた場合、最も満票に近い票数を獲得する名演奏がある曲かもしれません。多くの人がご存知のムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルの盤。1965年のモスクワでのライヴ録音のものです。
この世界最速と言われたテンポも凄いですが、そのテンポの中で弦が殆ど乱れない、抒情性も失っていない、しかもライヴ録音。録音の古さなど吹き飛ばす圧倒的な音楽です。鬼のムラヴィンスキーと社会主義のソ連だからこそ作りえたサウンドかもしれませんが、数年前に演奏した時にはこれよりかなりゆったりしたテンポでも乱れちゃいましたね。コントラバスもあるんですよ。このユニゾン・・・
ゲルギエフなんかも良い演奏を録音していますが、やっぱりムラヴィンスキーの迫力は、録音の古さをぶっ飛ばす力がありますね。
« 今日の音楽 5月31日 交響曲第92番(ハイドン) | トップページ | 今日の音楽 6月2日 ハネケンのフックト・オン »
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 今日の音楽 6月1日 歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲:
» レーピン&ゲルギエフのチャイコフスキー [クラシック音楽ぶった斬り]
耳慣れた作品が演奏家の尽力によりその姿を一変させることがある。ここに聴く協奏曲もその一つ。
[続きを読む]
« 今日の音楽 5月31日 交響曲第92番(ハイドン) | トップページ | 今日の音楽 6月2日 ハネケンのフックト・オン »
コメント