今日の音楽 5月6日 ペレアスとメリザンド
ペレアス・・・は、ベルギーの劇作家で「青い鳥」でも知られているメーテルリンクの代表作で、フォーレとシベリウスが劇付随音楽を、ドビュッシーが歌劇を、そしてシェーンベルクが交響詩を書いている程、当時流行した戯曲なんですね。
そんな中で、今日はシェーンベルクの交響詩「ペレアスとメリザンド」にしましょう。交響詩といっても序奏と4つの部分からなり45分程度を要する4管編成の大作です。
シェーンベルクと言っても作品番号は5。浄められた夜op.4の次という初期の作品で、まだ無調性音楽に行っていない頃の作品のため、浄められた夜同様、後期ロマン派の特徴を色濃く残す作品です。勿論、不協和音はいっぱい出てきますけど。個人的には第3部の緩徐楽章にあたる部分が好きです。
この曲の日本初演は、なんと1972年。若杉弘の指揮する日本フィルだったそうです。作曲されてから70年近く経ての初演・・・・ちょっと驚きました。
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