今日の音楽 5月23日 ペール・ギュント
元々は上演を意図した書かれた作品では無かったのですが、1876年にオスロで初演されることになりました。音楽はイプセン自身がグリーグに依頼したと言われています。
後にペール・ギュントは4曲ずつの2つの組曲に編集され、そのうちの第1組曲が変化に富んだ名曲として頻繁に演奏されています。多分、あまり聴く機会が無いであろう第2組曲は第1組曲程変化に富んでいませんが、どちらかというと北欧的な曲が集まっていて、グリーグらしさという点では第1組曲より第2組曲かもしれません。第2組曲は「イングリッドの嘆き」「アラビアの踊り」「ペール・ギュントの帰郷」「ソルヴェイグの歌」で、特に「イングリッドの嘆き」の冒頭は序曲の冒頭で使われている旋律がそのまま短調に移調されています。
まあ、こういう曲はカラヤンでしょうかね。第1・第2両方の組曲を録音しています。
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