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2010年5月21日 (金)

今日の音楽 5月21日 歌劇「道化師」

「カヴァレリア・ルスティカーナ」と並ぶ19世紀後半のヴェリズモ・オペラの傑作、レオンカヴァルロの「道化師」が初演されたのが1892年5月21日。ミラノのテアトル・ダル・ヴェルメでトスカニーニの指揮でした。

ヴェルズモ・オペラは人々の日常及び残虐性を描くドロドロしたオペラで、内容は三面記事的なものです。「道化師」は扱っているのは旅回り一座の座長で劇中劇で道化師を演ずるカニオのカミさんネッダ(一座の女優)の浮気。劇中劇で扱っているカミさんの浮気が現実と結びついて最後には、劇と現実の境目が無くなり殺人という悲劇で幕を閉じるという内容で、実話に基づいた話だそうです。

音楽はすこぶる美しく、間奏曲はドラマチックな音楽から始まり美しい旋律へと移っていく・・・というものですが、今日は現実と劇の見境がつかなくなったカニオが歌う「もう道化師ではない」というテノールのアリア「もう道化師じゃない」を聴いてみてください。劇中「相手の名前を言え、俺はもう道化師ではない」という迫真の演技(すでに演技では無くなっているのですが)に危険を悟ったネッダが逃げ出そうとするところを捕まえて殺してしまうという展開です。
短いですが、前半は坦々と、後半は狂気が混じったクライマックスを築くすばらしいアリアです。
パヴァロッティです。

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