今日の音楽 5月2日 歌劇「アフリカの女」
1864年5月2日はドイツ系ユダヤ人作曲家マイアベーアの命日です。
当初は、ピアノ音楽の作曲家として名声を得ていましたが、後にイタリアに赴き歌劇の作曲家をめざしました。「ユグノー教徒」「悪魔ロベール」「預言者」「アフリカの女」などを世に出しました。イタリアのオペラ形式とドイツのオペラ形式を融合し、グランドオペラ形式を確立。後のワーグナーなどにも影響を与えていますが、イマイチ名前を知られていないのは、時代がチョット悪かった。
なにしろ、同世代の作曲家に、ドイツのウェーバー、イタリアのロッシーニがいたため。
ですが、「ユグノー教徒」と「アフリカの女」は今でも人気作品のひとつです。
「アフリカの女」の主人公は、なんと喜望峰を発見し、東回り航路への道を切り開いたヴァスコ・ダ・ガマ。と言っても、内容は冒険活劇ではなくて、このヴァスコ・ダ・ガマをめぐる恋の鞘当や、東回り航路の存在を主張するガマの宗教裁判など。舞台は、ポルトガルの首都リスボンから船、マダガスカル島へと移っていきます。
中でも、マダガスカル島にたどりついたガマが歌う「おお、パラダイス」は三大テノールも取り上げている名曲です。
ローゼンベルクの歌う「おお、パラダイス」です。
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