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2010年4月 6日 (火)

今日の音楽 4月6日 2人のシュトラウス

R.シュトラウスの交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」と J.シュトラウスのワルツ「美しく青きドナウ」・・
映画ファンだったら、この2曲でわかると思いますが、1968年4月6日は、スタンリー・キューブリック監督作品の「2001年宇宙の旅」がアメリカで公開された日です。

この映画、セリフも少なく、SF作品にもかかわらず爆発音などの不要な音が無く、音楽も不必要に鳴り続けずに非常に静かな映画です。何ていっても、空気の無い宇宙空間で、空気振動によって伝わる爆発音などが聞こえるわけもなく、そういう意味では科学的にもよく考えられていた映画でした。

「ツァラトゥストラ」の冒頭のコントラファゴットとオルガンのペダルのCの持続音と大太鼓とコントラバスによるトレモロの微弱音。その中から徐々に発生してくるトランペットのメロディから始まる宇宙のオープニングシーンから、モノリスによって知恵を授かった類人猿たちが、道具を使う事を覚えて骨で獲物や敵を激しく叩くクライマックスシーン。どう考えてもこの映画のために作られたのでは、と思ってしまう程ピッタリの音楽でした。
ところで、映画で使用されたのはカラヤン指揮のウィーン・フィル版だそうですが、サウンドトラックとして出されたレコードはベーム指揮ベルリン・フィルでした。これは、カラヤン-ウィーンpoを使用した事を一切出さないというレコード会社との契約だったという事です。

まあ、実のところ「ツァラトゥストラ」はこの冒頭の数分だけは何十回も聴いていますが、残りの25分ぐらいは多分数回しか聴いていない(途中で寝る事が多い)のですけれど・・・

もう一人のシュトラウスの「美しく青きドナウ」も宇宙ステーションのシーンで非常に効果的に使われていました。

交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」の冒頭

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