今日の音楽 4月13日 メサイア
1742年4月13日アイルランドのダブリンで初演された、ヘンデル作曲のオラトリオ「メサイア」は、ヘンデルの代表作ばかりでなく、バッハの2つの受難曲と並ぶキリスト教音楽の最高峰と言われる傑作です。
「メサイア」は聖書の中から、イエスに関する3つの部分を抜き出した3部構成の曲。第1部が救世主到来の預言と、イエスの誕生。第2部は救世主の受難と復活。第3部が救世主のもたらした救い、永遠のいのち。
まあ、2時間半にも及ぶ作品ですから全部聴くというのは、余程気合を入れないと無理なので、日常生活の中では第2部の最後の合唱、有名なハレルヤ・コーラスを聴く事にしましょう。
ヘンデルはこの時期既にイギリスに帰化して、イギリス人になっており、宗教音楽としては珍しく、メサイアは全て英語の歌詞です。従って、じっくり聴いて見ると、少しは内容もわかるというもの。ハレルヤコーラスも、途中転調しながら次第に高音になっていく箇所「King of Kings, Lord of Lords・・・」、王の中の王、主の中の主・・という具合、イエスを讃える歌だという事がわかります。
私が、今のオケに入ろうか考えていた頃第4回定期演奏会をルネ小平に聴きに行って(曲はチャイ5でした)、まあそれ程上手くもないし下手でもないし(失礼しました!)自分に丁度良いかと思った事と、次の第5回で第九をやるという事もあって入団を決意したのですが、その第4回と第5回の間に、このメサイアがあったので、メサイア終るまで入団を待ったという事実があります。大変なの解っていたから、避けたんです(笑)
有名なハレルヤです。コリン・デイヴィス指揮のロンドン響です。
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