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2009年11月11日 (水)

第20回定期演奏会終了

11月8日の演奏会は無事終了しました。
入場者数は980人で、定期演奏会では過去最高。今回は、ソリスト関係の動員やモルダウ、コッペリアという比較的聞き易い選曲が功を奏したのか、或いはだんだん、このオケも定着してきたのかはわかりませんが、1000人にあと少しという所まで来ました。

1000人を超えるようになると、もうひとつ悩みが出てきて、演奏会場によっては満席状態になってしまうので、さらに会場選びの幅が狭まる。。。まあ、当面はそこまで悩む必要はありませんけどね。
演奏自体は、今回はエキストラが非常に少なく済んだため、ご参加いただいたエキストラの方々も常トラ(いつもご参加頂いている方)が殆どだったので、特に弦楽器にはまとまりがあったという事は感じました。エキストラをお願いすると、確かに技術は向上しますが、練習に出席される頻度が少ない分、やっぱりちょっと違うなという感じになるのですが、常トラの方だけですめば、そういう方々はウチのオケのクセも熟知していますし、指揮の黒岩先生にも慣れているし、練習もある程度参加頂けるので、寧ろ大幅な戦力アップになる事は間違いありません。

だいたい、都内だけでも何百というアマチュアオーケストラがありますが、これだけオーケストラが増えた要因は楽器人口の多いフルートとかクラリネットとかの方の出演の機会を得るためという原因があります。アマオケの場合、管楽器奏者が全プログラムを通してステージに上がれるという事は少なく、ひとり1~2曲だけという事になります。ごく普通の3曲プログラムでひとり2曲出演という事にしても、3人から4人程度しか出演できない事になります。ところがそういう曲でも1stヴァイオリンは最低12人程度が必要。まして、もっと管楽器に機会を与えるという事で大編成の曲を選ぶと16人からの人数が必要になります。そんな事で弦楽器奏者は慢性的に不足気味。どうしてもエキストラという形で相互扶助が必要になるわけですね。

まあ、まだ演奏の録音も聴いていないので内容はどうだったかわかりませんが、指揮者やお客さんの話を総合すると概ね良好だったようです。ただ、今回の会場である文京シビックは残響が長すぎるという特徴があって、ピチカートのような弾く音が聞こえ難い、スタッカートなどの短い音は極端に弾かないと表現されづらいという欠点があるので、当日のリハーサルである程度修正をしたものの結果はどうだったのかな。

ご来場いただいた皆様には御礼を申し上げます。

2009年11月 7日 (土)

パイオニア交響楽団第20回定期演奏会のご案内10 ブラームス/ピアノ協奏曲第1番 第3楽章

いよいよ本番は明日に迫りました。ゲネプロも終わって当日を待つばかり。

ブラームスの最終楽章は、(多分)第2楽章からアタッカで入ると思います。冒頭はピアノのソロで第1主題の提示、終わるとTuttiで主題をなぞると言う形。この楽章は、中間部にあるフーガが曲者。ベートーヴェンは交響曲の中にフーガを使用する事が多かったのですが(3番とか7番の第2楽章が代表例)、ブラームスの時代になると和声も複雑になりフーガの音程も合わせにくいです。

全体はロンド形式でABACABという形を取りますが、圧巻はコーダ。第1主題がファゴットでゆっくりと演奏される場所がコーダのスタート。最後はテンポを上げて怒涛のごとくエンディングを迎えますが、何と言ってもカッコいいのはティンパニです。五度音程の強打が低音の支えがわりとなって叩かれるのですが、ホント格好よいです。

この曲のエンディングは、ブラームスの作品の中でも最もオーソドックスなカッコ良さがありますよ。
全体的には地味な曲ですが、最後の盛り上がりは注目してください。

2009年11月 6日 (金)

パイオニア交響楽団第20回定期演奏会のご案内9 ブラームス/ピアノ協奏曲第1番 第2楽章

だいたい、この曲はリズムが非常に取り難いです。第1楽章の4分の9拍子もそうですが、この第2楽章は4分の6拍子。そのためにひとつひとつのフレーズがとっても長い。テンポはアダージョで非常に遅い上にフレーズが長いので弓は足りない、息も続かない。練習の時は、すごく遅いテンポだったので、後で録音聴いてみたら弦楽器の弓が足りないというのが音に出ていました

冒頭の数小節は、ファゴットと弦楽器だけなので、この「弓が足りない」が目立っちゃうんだよね。この2楽章は美しいというよりは切ない感じの曲です。それもそのはずで、この楽章は自分を見出してくれた恩人のシューマンの死後の平安を祈り、夫を亡くしたクララの悲しみを慰める曲と言われていますから。

コントラバスは滅茶苦茶四分音符が多い楽章です。四分音符が多くリズムの変化が乏しい、音の跳躍も少なく左手も忙しく働く必要が無いという事で、ちょっぴり眠くなります。こういう静かな楽章は、休みが長かったりするので、居眠りしちゃうと落ちます。変化が少ないので、一旦落ちると復帰し難いので、眠るわけにもいかず。

眠気を抑えて一所懸命数えます。。。

2009年11月 5日 (木)

パイオニア交響楽団第20回定期演奏会のご案内8 ブラームス/ピアノ協奏曲第1番 第1楽章

ブラームスはピアノ協奏曲を2曲書いている。その2曲とも、ピアノの技巧を前面に出すロマン派の数々の協奏曲とは少し異なっていて、どちらかといえばピアノを主体とした交響曲という感じの曲である。第2番が4楽章形式で、しかもカデンツァらしい部分が無いというのに比べると、3楽章なので、形式の上ではいくらか協奏曲らしい曲といえよう。ブラームスのピアノの技術は非常に優れていたらしく、2つとも演奏上は非常に難しいらしい。特にブラームスは手が大きかったので1オクターヴを超える広い音域での動きがあり、手の小さい女性ピアニストの中には少し手を加えないと弾けないらしい。

この1番のコンチェルトは、まだ20代の若い時期に書かれた曲で、元々は2台のピアノのためのソナタとして書き始められたのですが、ピアノだけの表現力では不十分と考え交響曲に書き直そうとしたらしい。しかし、ここでもいきづまり、結局協奏曲として完成させた。もしこれが第1作目の交響曲として完成していたら、ブラームスは多分ベートーヴェンよりも多くの交響曲を作ることが出来たのではないだろうか。

第1楽章の冒頭の雰囲気は交響曲第1番の冒頭に良く似ている。ティンパニと低音楽器の基音(交響曲第1番ではC、この曲ではD)の強奏に乗ってヴァイオリンがメロディを演奏する。古典のコンチェルトのように、この楽章ではピアノはかなり遅く登場する。第2主題がピアノによって提示されるのもこの楽章の特徴。

そして、やたらにこの第1楽章が長いのも、この曲の特徴である。なにしろ20~25分ぐらいかかる。そしてカデンツァもなく楽章を終える。。。。ホント弾いてる方も長いけど、聴く方も大変に根気がいる曲である。初演が不評だったのは、そういう事情も影響したのではないだろうか。

2009年11月 4日 (水)

パイオニア交響楽団第20回定期演奏会のご案内7 コッペリア その5

コッペリア最後の曲、スラヴの主題による変奏曲は、主題と4つの変奏曲でできています。スラヴの主題といっても、とても軽いタッチの曲で、チャイコフスキーのスラヴ行進曲とかドヴォルザークのスラヴ舞曲のような重苦しい感じの曲ではありません。やっぱりスラヴ民族の書いた曲とフランス人が書いた曲の違いでしょうか。

主題はヴァイオリンによってスタッカートを伴って提示されます。第1変奏は変奏といっても、主題のメロディラインそのままに管楽器によってレガート気味に演奏されます。それに弦楽器が飾りをつけるという展開です。

第2変奏も基本的なメロディラインは同じですが、ヴァイオリンによる細かい上行音階や下行音階が前面に出てきます。

第3変奏は雰囲気を変えてTuttiによるメロディラインと木管楽器の分散音が交互に現れる荒々しい音楽になります。

第4変奏は3拍子になりクラリネットの自由な旋律に弦楽器が後打ちでお付き合いします。このクラリネットの旋律が非常に音域が広いのでかなり演奏は大変です。最後の小節ではシの音から2オクターヴに少し足りないソの音まで駆け上がります。

フィナーレは4拍子にもどり、ようやく主題のメロディから大きく離れます。弦と管の装飾音の掛け合いが終わると、新しいフィナーレのメロディがリズムを持って演奏され、やがてトロンボーンなども加わってクライマックスからエンディングに駆け上がって行きます。

このように、この曲は変奏曲といっても、初歩的な変奏で、ヴァリエーションの妙を聴くというよりは雰囲気の変化を楽しんで行くという感じです。やたらに音楽の停止が多く、何かぎこちない雰囲気の前半から一気に演奏される後半の変化も楽しい曲です。

2009年11月 3日 (火)

パイオニア交響楽団第20回定期演奏会のご案内6 コッペリア その4

コッペリアの3曲目は「チャルダッシュ」です。
チャルダッシュはハンガリーの音楽で、ラッシューという遅い部分と、フリスカという速い部分で出来ている音楽です。酒場風という意味ですが、ロージャヴェルジ・マールクというハンガリーの作曲家の作品名から広まったものだそうです。ラッシューは、かなり遅く哀愁をもった曲で、フリスカはかなりテンポの速いパートなので、その対比が非常に面白い曲です。

チャルダッシュといえば、モンティの曲が有名ですね。そのモンディのチャルダッシュと並んで有名なのが、このコッペリアのチャルダッシュですが、この曲はラッシューの部分は哀愁というよりは、少し滑稽な感じがします。
この曲の見所は、フリスカの部分のチェロとヴィオラのメロディ、テンポ速いしチェロにとっては音域が高いので結構大変です。ところがしばらく後に、コントラバスも同じようなメロディが出てきちゃいます。音域は低いし、他の楽器もガチャガチャとやかましいので、先ほどのチェロとヴィオラ程は大変では無いですが・・・

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