第20回定期演奏会終了
11月8日の演奏会は無事終了しました。
入場者数は980人で、定期演奏会では過去最高。今回は、ソリスト関係の動員やモルダウ、コッペリアという比較的聞き易い選曲が功を奏したのか、或いはだんだん、このオケも定着してきたのかはわかりませんが、1000人にあと少しという所まで来ました。
1000人を超えるようになると、もうひとつ悩みが出てきて、演奏会場によっては満席状態になってしまうので、さらに会場選びの幅が狭まる。。。まあ、当面はそこまで悩む必要はありませんけどね。
演奏自体は、今回はエキストラが非常に少なく済んだため、ご参加いただいたエキストラの方々も常トラ(いつもご参加頂いている方)が殆どだったので、特に弦楽器にはまとまりがあったという事は感じました。エキストラをお願いすると、確かに技術は向上しますが、練習に出席される頻度が少ない分、やっぱりちょっと違うなという感じになるのですが、常トラの方だけですめば、そういう方々はウチのオケのクセも熟知していますし、指揮の黒岩先生にも慣れているし、練習もある程度参加頂けるので、寧ろ大幅な戦力アップになる事は間違いありません。
だいたい、都内だけでも何百というアマチュアオーケストラがありますが、これだけオーケストラが増えた要因は楽器人口の多いフルートとかクラリネットとかの方の出演の機会を得るためという原因があります。アマオケの場合、管楽器奏者が全プログラムを通してステージに上がれるという事は少なく、ひとり1~2曲だけという事になります。ごく普通の3曲プログラムでひとり2曲出演という事にしても、3人から4人程度しか出演できない事になります。ところがそういう曲でも1stヴァイオリンは最低12人程度が必要。まして、もっと管楽器に機会を与えるという事で大編成の曲を選ぶと16人からの人数が必要になります。そんな事で弦楽器奏者は慢性的に不足気味。どうしてもエキストラという形で相互扶助が必要になるわけですね。
まあ、まだ演奏の録音も聴いていないので内容はどうだったかわかりませんが、指揮者やお客さんの話を総合すると概ね良好だったようです。ただ、今回の会場である文京シビックは残響が長すぎるという特徴があって、ピチカートのような弾く音が聞こえ難い、スタッカートなどの短い音は極端に弾かないと表現されづらいという欠点があるので、当日のリハーサルである程度修正をしたものの結果はどうだったのかな。
ご来場いただいた皆様には御礼を申し上げます。