パイオニア交響楽団第20回定期演奏会のご案内9 ブラームス/ピアノ協奏曲第1番 第2楽章
だいたい、この曲はリズムが非常に取り難いです。第1楽章の4分の9拍子もそうですが、この第2楽章は4分の6拍子。そのためにひとつひとつのフレーズがとっても長い。テンポはアダージョで非常に遅い上にフレーズが長いので弓は足りない、息も続かない。練習の時は、すごく遅いテンポだったので、後で録音聴いてみたら弦楽器の弓が足りないというのが音に出ていました
冒頭の数小節は、ファゴットと弦楽器だけなので、この「弓が足りない」が目立っちゃうんだよね。この2楽章は美しいというよりは切ない感じの曲です。それもそのはずで、この楽章は自分を見出してくれた恩人のシューマンの死後の平安を祈り、夫を亡くしたクララの悲しみを慰める曲と言われていますから。
コントラバスは滅茶苦茶四分音符が多い楽章です。四分音符が多くリズムの変化が乏しい、音の跳躍も少なく左手も忙しく働く必要が無いという事で、ちょっぴり眠くなります。こういう静かな楽章は、休みが長かったりするので、居眠りしちゃうと落ちます。変化が少ないので、一旦落ちると復帰し難いので、眠るわけにもいかず。
眠気を抑えて一所懸命数えます。。。
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