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2009年10月29日 (木)

パイオニア交響楽団第20回定期演奏会のご案内3 コッペリア その1

ドリーブのバレエ「コッペリア」は、日本ではチャイコフスキーの三大バレエに次いで上演される機会の多い曲のひとつであろう。元々の曲名は「コッペリア、または琺瑯質の目をもつ乙女」という題名。原作はE.T.A.ホフマンの「砂男」という話(オッフェンバックのホフマン物語も同じ話を下敷きにしている)。人形に恋をした男の狂気の世界を描いたかなりグロテスクな話であるが、ドリーブはこの砂男の狂気性をかなり和らげてコッペリウスという老人に移植している。コッペリウスが作った人形が「コッペリア」。このコッペリアが人形だという事を知らずに恋してしまったフランツが、コッペリウスの家に忍び込んだところを、コッペリウスに見つかる。そこに来たフランツの恋人スワニルダの気転によりフランツは助けられ、ふたりは目出度くゴールイン、というお話しである。

このバレエ音楽「コッペリア」は全曲を通して演奏すると1時間以上を要する。そのため、オーケストラの演奏会では殆どが組曲として演奏される。が、実のところはバレエ組曲「コッペリア」という曲は存在しない。演奏者が3曲から6曲程度を選んで抜粋で演奏するので、組曲と言っても演奏によっては異なる曲の組合せになるのである。

今回は、「前奏曲とマズルカ」「ワルツ」「チャルダッシュ」「スラヴ民の主題による変奏曲」という比較的オーソドックスな4曲を選んだ。このほかには「麦の穂のバラード」「機械仕掛けの人形の音楽」「人形のワルツ」が組合せられることもある。

原作はグロテスクでも、音楽は非常に楽しく肩の凝らない曲なので楽しく聴ける曲だと思う。

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