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2009年4月21日 (火)

演奏会終了(パイオニア交響楽団第19回定期演奏会)

18日(土)特に重大な事故もなく演奏会は終了致しました。
杉並公会堂は2回目でしたが、大編成のオケだとちょっと音がワンワンするという欠点があって心配していましたが、結局それ程の大編成にはならなかった為か、大丈夫だったみたいです。

モーツァルトの39番以外は、個人的には好きな曲ではなかったのですが、初めてのシューマンもやってみれば結構面白い。鳴らしても鳴らしても聞こえない場所があったり、わけのわからない2オクターヴの跳躍があったり、やたらに転調が多かったりと、今までやった曲とは一風違ってましたけど、やっぱり大作曲家の曲ですね。
ご来場いただいた方、一緒に音楽作った仲間に感謝です。

次は11月。もう少し体調を整えて臨みたいですが、11月もちょっと苦手な季節。大丈夫かな?

2009年4月17日 (金)

パイオニア交響楽団第19回定期演奏会のご案内 12

いよいよ明日が本番で、今夜はゲネプロでした。

今回のプログラムも難しい曲ばかりでした(まだ終わってないけど)
メインのシューマンの春は最初はグチャグチャでしたが、練習するごとに進歩が見られましたが、イタリア奇想曲は個人の技量が物を言うのでアマチュアにはハードルが少し高いかな、という感じ。モーツァルトは始めのうちは、一番まともだったけど、そこからが難しい。
で、直前の出来は
イタリア奇想曲   管楽器難しい、まだ吹けてない人もいる。弦楽器、楽器が鳴り切ってないので厚み不足。
モーツァルト39番 時々アンサンブルが乱れる個所あり。弦も弾き方が完全に統一できなかった。
シューマン 春   楽しい感じには仕上がっています。
後は気合と気持ちですね。

腰の持病に加えて数日前から肩と首が痛くて、万全の体調とは程遠いですが、出来る限りのパフォーマンスは発揮できるように頑張ります。

2009年4月16日 (木)

パイオニア交響楽団第19回定期演奏会のご案内 11

シューマンの交響曲第1番の第4楽章は6小節の短い序奏で始まる。この序奏のメロディが重要なモティーフとしてこの楽章で随所に登場してくる。第1主題はヴァイオリンによる細かいメロディで、今回の演奏では最初はゆっくりスタートし徐々にテンポを上げていくはずである。

S41 コントラバスにとってはこの伴奏形の中に最初の難関がある。ヴィオラ、チェロとユニゾンなのだが、ヴィオラ・チェロはオクターヴを隣の弦で演奏できる。コントラバスは弦をひとつ跨がなければならない。上のB♭は一番細いG線、下のB♭は三番目のA線で取るのでまともには音が出ないのである。

S42 第2主題は、管楽器によって演奏される細かいメロディだが、ここで弦を中心に最初のモチーフがメロディをかき消すように出てくる。軽快な管のメロディと重厚な弦のモチーフが対照的である。

提示部が終ると、展開部では第1楽章同様転調の連続になる。ここでも最初のモチーフが使われチェロの刻みとコントラバスのスラーによるメロディで連続転調が奏でられる。やがてクライマックスに達すると、ホルンによるファンファーレから始まり、フルートのカデンツァがあって再現部に入る。

S44 コーダには、また3オクターヴ跳躍がある。ここはコーダに入ってテンポが上がっているので超大変。演奏しているのを見るだけで気の毒に思う(はず)であろう。そのまま休む間もなく怒涛のようにエンディングまで持っていく。まあ元気が出る事請け合い・・・のはず。

2009年4月15日 (水)

パイオニア交響楽団第19回定期演奏会のご案内 10

シューマンの「春」の第2楽章はよく聞いてみると第1楽章のメロディを引き摺っている事に気がつく。この楽章を聴いているとm春真っ盛りのうららかな縁側でウトウトっていう感じがするのはオレだけ? 練習の時も時々眠りそうになった。
ただこの曲、緩徐楽章といっても結構黒玉が多い。第2部以降は短い周期でp と fを繰り返す。こういうゆったりした楽章の強い音の処理というのはそのオーケストラの姿勢がわかる。綺麗でもメリハリが無いとダメ。力強くても音が汚いのはもっとダメ。特に、滅茶苦茶クレッシェンドやデクレッシェンドが多いのでそれを表現しようとするあまり音の質が後回しというのでは、第2楽章の価値は無いからね。
この楽章、結構チェロが重要なメロディを弾く。元々10本の予定だったのだが、諸事情によって8本になり音量・音の厚みではちょっと力不足。記譜上はpだがメロディだから大きめに、と言われたってfの時の弾き方とは違う。音の厚み不足を歌い方で補えるかな?

最後は弦と木管のかけあいで静かに静かに・・・・とは言っても、休み無く第3楽章に入って行く。

第3楽章は2つのトリオを持つスケルツォである。
スケルツォは最初はニ短調で弦楽器だけで始まる。それに呼応して全楽器がTuttiで演奏される。それが2回繰り返されると、ヘ長調になってスケルツォ2つ目のメロディが流れる。再びニ短調になって冒頭のメロディに戻り、これも繰り返される。
S31 1つ目のトリオは4分の2拍子である。と言っても記譜上は4分の2拍子だがMolto piu vivace 二分音符=108というスピードで、実質的には2分の1拍子の軽快なトリオである。このトリオの後半部分にはチェロ・バスの軽快だがどことなくユーモアがあるメロディがある(楽譜参照)。
再度スケルツォに戻り、今度は繰り返し無しで演奏されると、2つ目のトリオになる。

ここでは変ロ長調に転調されてチェロ・バスからスタートするが、トリオには珍しくあまりメロディと意識できないようなメロディである。このトリオは軽快というよりは重々しい雰囲気を持ち、最後はTuttiで盛り上がってスケルツォに戻る。

S32 スケルツォの2つ目のメロディに入ると途中でそのメロディが中断され、1つ目のトリオ同様2拍子になる。ここではテンポは速くないので、音型は1つ目のトリオと同じなのだが、同じには聴こえない。弦と管が半拍ずつずれて演奏して、それが合流したところで終わりとなる。

2009年4月14日 (火)

パイオニア交響楽団第19回定期演奏会のご案内 9

シューマンの「春」の第1楽章は、ホルンとトランペット合計4本のユニゾンのファンファーレから始まる。このユニゾンのファンファーレというのが実は曲者で、和音のファンファーレより難しいかもしれない。音程がちょっとでもズレていたらすぐわかっちゃうから。その後はトロンボーンと打楽器以外の合奏でこのファンファーレをなぞるが、これはユニゾンでは無い。
S11 このファンファーレの直後、フルート、オーボエ、ヴァイオリンは7連符のアウフタクトで次の小節に入るのだが、ファゴットとチェロ・バスはそれより8分の1拍遅れてスタートして32分音符を3つ弾いて次の小節に入る。。。これって何の意味?入りにくいったらありゃしないぜ。向こうは7つ割り、こっちは4つ割りの2拍めになるのであるから、4と7の最小公倍数で考えるとヴァイオリンの7連符の3つ目の音が出る少し前に入って・・・・わけわからん。なのでヤマ勘だ。
この後序奏はまだ続くが割愛。結構疲れる序奏なんです。

S12_2 提示部に入ると、明るく弾むような音楽に変身。次の難所は展開部のシューマン得意の連続転調。元々は変ロ長調なのだが、ハ長調、ニ長調・・・という具合に数小節単位で転調を繰り返し最後には戻るんですけど臨時記号多いし調性が時々わからなくなるし・・・
3つめの難所は2オクターヴ跳躍。全部Ges(ソ♭)なんですけど、ベース音でこんな跳躍意味があるのか? さらにこんなのもあります。こうなると、体で覚えたポジション感覚しか無い!体で覚えるほど練習していない!従って 当たるも八卦当たらぬも八卦です。

S13

2オクターヴ跳躍は4楽章にも出てきます。

そうこうするうちに曲は怒涛のように前へ前へ進み、弦楽器全員で最後のお歌を歌って、後はまた前進あるのみ。最初のファンファーレのメロディが吹かれるとそのままコーダです。

2009年4月10日 (金)

パイオニア交響楽団第19回定期演奏会のご案内 8

メインの曲は、シューマン作曲の交響曲第1番変ロ長調op.38「春」である。シューマンは4曲の交響曲を書いているが、この第1番はシューマン自身がシューベルトの大交響曲(交響曲第8番「ザ・グレート」)を発見した直後だったこともあり、その影響からか非常にメロディックな明るい曲である。
シューマンの管弦楽作品は、全楽器が同時に音を鳴らす事が多く、音符が多すぎるとか、音がくすんでいるという評価をする人もいるが、確かに楽器の特性をよく理解していなかったキライはあるものの、近年ではシューマンの音はこのオーケストレーションでなければ出せないという評価もあるようだ。

ただ、ユニゾンや楽器群での演奏が多いという事は、それなりの合わせる技術が無いと聴かせる事は難しく、アマチュアオーケストラで上手な演奏を聴かせるのは難しいと言われているのも事実だとは思う。特に、シューマンの交響曲では金管楽器に対する理解度が不足していた事が原因の変更や吹き難さが何点か存在している。特に第3番「ライン」では、トロンボーンに高音の超微弱音を要求しており、これがこの曲をアマチュアオーケストラが取り上げる妨げになっているようだし、今回の第1番「春」は冒頭のトランペットによるファンファーレが、初稿では全く違った音になっておりリハーサル時点で当時のナチュラルホルンでは吹けない事がわかって書き直したという事実も残っている。

そんな曲ではあるが、非常に明るい性格の曲で、当初はそれぞれの楽章に 春の始まり-夕べ-たのしい遊び-たけなわの春 という標題がつけてあったそうだ。初稿は1841年3月31日にメンデルスゾーンの指揮によって初演されているが、現在一般的に演奏されるのは同年の末に出版された改訂稿で、改訂稿では標題は削除されている。また、この曲は「春」という題名ではあるが、我々の感覚から聴くと初夏を思わせる曲である。これは、四季がはっきりしている日本と春・秋が短いヨーロッパの気候の違いも考え合わせる必要があると思う。

2009年4月 8日 (水)

パイオニア交響楽団第19回定期演奏会のご案内 7

モーツァルトの39番のフィナーレを飾るのは軽快なAllegroの楽章である。速度記号はAllegroとなっているが、今回の演奏会ではかなりの高速度で演奏されるはずである。本番指揮者の練習では最高速度♩=145が記録されている。これは、私が聴いた録音で最速だったカラヤン指揮ベルリン・フィルの♩=138を大きく上回る速度だった。さすがに、このテンポでは下手なアマオケでは無理だったのか、本番は♩=138あたりで落ち着くものと思われる。
まず、ヴァイオリンだけで8小節間の主題が演奏され、9小節目にTuttiになりフォルティシモで華々しく演奏される、が、コントラバスはこの弾き難いメロディ(ボウイングが難しい)には付き合わない。で、ずっと付き合わないと楽なんだけど・・・・

3941_2 
提示部が繰り返され、展開部に入るといきなり出てきちゃう。まあ、ここは弦のTuttiだから良いけど、その後が大変。1st violinとチェロ・バスがこのフレーズを1小節ごとに掛け合いで演奏するんです。向こうは、くっきりすっきり系の音が出せるけど、コントラバスはただでさえ音域が低くてモゴモゴと聞こえがちなので、きちんと掛け合いに聴こえるように演奏するのは難しい(出来ねぇ)。
で、掛け合いが終ると今度は連続技。3942

でも、このフレーズが弾けないととても悲しい思いをする事になるんです・・・・

という事で展開部は、早業の連続、再現部に戻ってコーダは非常に短いです。最後の13小節だけ。コーダの終わりにも何故か繰り返し記号があるのですが、さすがにここの繰り返しは、やりません。コーダもとてもあっさりと、そして最後は主題のフレーズで終るのです。

3943
ですから、このフレーズが弾けないと格好良く終れないワケ。ただでさえ、終ったんだか終ってないんだかわからない超軽いコーダなので、格好だけでも「終わり!!!」っていう雰囲気出したいじゃないですか。

2009年4月 7日 (火)

パイオニア交響楽団第19回定期演奏会のご案内 6

モーツァルトの交響曲第39番の第2楽章については見解が分かれる。39番自体が、モーツァルトの作品中最もメロディックな曲であるという評価があり、第1楽章も第3楽章もメロディが非常に重視されているという点から考えると、通常メロディックとされる緩徐楽章に少し物足りなさを感じるという人、「白鳥の歌」と言われる所以がこの楽章にあると感じる人。3921
音楽に対する感じ方は人それぞれだと思うが、私自身も例えば40番の厳しさを思わせる第1楽章の後の暖かみのある第2楽章に比べると、39番の第1楽章が非常に美しいために第2楽章に少し物足りなさを感じてしまう。逆に中間部の低弦の刻みと管楽器の伸ばし音の中で歌われるヴァイオリンの厳しさを感じさせるメロディが新鮮に聴こえてくる。

第3楽章は、個人的にはモーツァルトの交響曲のメヌエットの中で最高の楽章だと思っている。トリオで転調しないという従来型のメヌエットとは一味違う上に、編成にオーボエを入れずにクラリネットを2本入れたという事を十二分に活かして非常に美しいメヌエットになっている。主部のヴァイオリンの裏打ち(実際には8分音符の連続なのだが、ヴァイオリン以外が頭だけを打つため、裏打ちとして聴こえる)を含めた力強く美しいメロディも良いが、何と言っても圧巻なのはトリオである。トリオ前半と後半は、クラリネットのデュオである。1st クラリネットが(転調が無い事もあって)主部のメロディに良く似たメロディを朗々と歌う下で、2nd クラリネットが分散和音を訥々と吹いて行く。中間ではヴァイオリンがわずか8小節の繋ぎのメロディを弾いて、ホルンが再度クラリネットに繋ぐというシンプルだがホッとする構成である。3931
この楽章では、コントラバスは完全に裏方に徹する。主部ではヴァイオリンの裏拍の音がくっきり出るように頭打ちは短めに弾く。トリオでは、全く音色を変えて柔らかい音で頭打ちを行う。この音色の変化がきちんと感じられれば成功だと思う。

2009年4月 3日 (金)

パイオニア交響楽団第19回定期演奏会のご案内 5

51_2 第1楽章の主部は「歌うアレグロ」です。まずアレグロに入って1小節目の2拍目からヴァイオリンのよる第1主題の提示があります。で、1小節目の1拍目はチェロとコンバスのEsの音だけ。この一発の音がきれいに音程良く響いてくれないと、第1楽章は台無しです。譜面づらでは単純な音なんですが結構これ緊張します。でも緊張するときれいな音が出せない・・・やっぱり緊張します(笑)

52_2  ヴァイオリンの主題提示の後、次はチェロとコンバスがその主題をなぞるわけですが、ヴァイオリンの音色と違うチェロ・バスの柔らかく暖かい音色で、しかもイン・テンポで歌わなければならないわけです。テンポ遅れずに、その中で十分に歌う・・・ここが2発目の勝負

53 第2主題はヴァイオリンとヴィオラのアンサンブルなのですが、チェロ・バスはピチカートで下を支えます。これが結構arcoからpizzへの急ぎの持ち替えがあるので綺麗に出るのが意外に難しい・・・・ここが3つ目のポイント

54 提示部の終わり3小節で出てくる速いフレーズ。タンタタ・タンタタ・・・はコンバスにとっては結構大変です。全弦楽器ユニゾンになっているのですがコンバスだけ!大変です。その理由は、このタンタタというひとつの塊。1つ目の8分音符が2つ目の16分音符と3つ目の16分音符の間の音であり、2つ目と3つ目の音が短3度の関係になるんです。短3度ですから2つの音の間に半音が3つ。従って4本指を使えばポジション移動無しで弾けるわけです。ヴァイオリンからチェロまでの弦楽器は親指を除く4本の指でひとつのポジションを弾けるので全く問題なし。。。。が、コントラバスはハイポジションを除いて親指と薬指を除く3本の指でひとつのポジションなので、この3つの音の間にポジション移動が発生するわけです。従って、チェロまでの楽器では涼しい顔をして弾けるのにコントラバスだけは左の指が指板をのたうちまわります・・・・ここは・・・ゴメンナサイです。
で、この音型が、展開部では更にヴァイオリンとチェロバスの掛け合いをしたりするんです。

とても明るく、軽快で、そのくせメロディも美しい第1楽章は、この後再現部を経てコーダに突入していきます。

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