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2009年4月10日 (金)

パイオニア交響楽団第19回定期演奏会のご案内 8

メインの曲は、シューマン作曲の交響曲第1番変ロ長調op.38「春」である。シューマンは4曲の交響曲を書いているが、この第1番はシューマン自身がシューベルトの大交響曲(交響曲第8番「ザ・グレート」)を発見した直後だったこともあり、その影響からか非常にメロディックな明るい曲である。
シューマンの管弦楽作品は、全楽器が同時に音を鳴らす事が多く、音符が多すぎるとか、音がくすんでいるという評価をする人もいるが、確かに楽器の特性をよく理解していなかったキライはあるものの、近年ではシューマンの音はこのオーケストレーションでなければ出せないという評価もあるようだ。

ただ、ユニゾンや楽器群での演奏が多いという事は、それなりの合わせる技術が無いと聴かせる事は難しく、アマチュアオーケストラで上手な演奏を聴かせるのは難しいと言われているのも事実だとは思う。特に、シューマンの交響曲では金管楽器に対する理解度が不足していた事が原因の変更や吹き難さが何点か存在している。特に第3番「ライン」では、トロンボーンに高音の超微弱音を要求しており、これがこの曲をアマチュアオーケストラが取り上げる妨げになっているようだし、今回の第1番「春」は冒頭のトランペットによるファンファーレが、初稿では全く違った音になっておりリハーサル時点で当時のナチュラルホルンでは吹けない事がわかって書き直したという事実も残っている。

そんな曲ではあるが、非常に明るい性格の曲で、当初はそれぞれの楽章に 春の始まり-夕べ-たのしい遊び-たけなわの春 という標題がつけてあったそうだ。初稿は1841年3月31日にメンデルスゾーンの指揮によって初演されているが、現在一般的に演奏されるのは同年の末に出版された改訂稿で、改訂稿では標題は削除されている。また、この曲は「春」という題名ではあるが、我々の感覚から聴くと初夏を思わせる曲である。これは、四季がはっきりしている日本と春・秋が短いヨーロッパの気候の違いも考え合わせる必要があると思う。

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