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2008年7月28日 (月)

スコットランド 完成

メンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」ようやく完成しました。パソコンの修理などもあって、非常に時間がかかってしまい、予定より1ヶ月以上遅れでの完成です。

以前より、メンデルスゾーンの曲は弦楽器奏者にとっては非常に難しいと書いてきましたが、Midiを作ってみて改めて、特にアマチュアにとって難しい!ということを再認識しました。
その理由は、まず、ダイナミックスの指定が曖昧でわかりにくい事。例えば、強弱記号のpからクレッシェンドが始ってその数小節目に再度p記号があるようなパターン。指定通り演奏すれば、最初のpからクレッシェンドして行って、次のpではsbit piano(突然pまで音を落とす)という事なのですが、曲の雰囲気から考えると、どうもそういう演奏は変である、というようなパターンが非常に多いわけです。勿論、実際に演奏する場合は指揮者の指示に従うわけですが、プロであれば1曲1曲を丹念に研究しておおよその解答が得られるのでしょうが、アマチュアの場合そこまで丹念にスコアを読む事は難しいので、結局指揮者の指示に従うしか無いと思います。

それから、これは「フィンガルの洞窟」を演奏した時に感じたのですが、早い分散和音の繰り返しが多い事。しかも4度チューニングのコントラバスの場合この分散和音が4つの弦を飛び回る事が多いわけです。それがスラーで繋がっていたりした場合最悪です。速度が速ければ1回は弾けても、2回目の頭に戻れない(間に合わない)・・・アマチュアコンバス奏者の弓がのたうち回る場面です。

現在、次の演奏会で「ルイ・ブラス」というメンデルスゾーンの曲を演奏しますが、これも同じように分散和音がスラーで登場。のたうちまわっています。こうご期待。

で、Midiの方の出来は、結構時間がかかった分丹念に作ったので良い出来だと思います。
3楽章以前で音の間違えをいくつか見つけましたので、後日修正して再アップしようと思っております。

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