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2008年3月 4日 (火)

第18回定期演奏会 直前情報7

エロイカの第1楽章はEs-durの主和音2発で始まります。ミ♭(Es)、ソ(G)、シ♭(B)だけの単純な音です。基音のEsは、フルートⅠ、オーボエⅡ、クラリネットⅠ、ファゴットⅠ、Ⅱ、金管全員、ティンパニ、チェロ・バス、GはオーボエⅠ、クラリネットⅡ、BはフルートⅡ、そしてヴァイオリンとヴィオラは和音を弾きます。
実は、これがこの50分にわたる音楽を、いかにきちんと弾けるかを知るのに最高の音だと思います。和音自体の音程云々もそうですが、響き、音の勢いなどをこのわずか2小節で感じとれば、これから演奏される音楽が期待できるのか否かを判断できる程重要であると思います。

第1楽章は非常に長い楽章です。今回は主題部の繰り返しは行いませんが、それでも15分程度はかかるのではないでしょうか。
第1主題は冒頭の単純な和音同様、3小節間この和音を構成する音だけでつくられています。それに続く小節で初めて主和音以外の和音が構成されます。しかし、そんな単純さは全く感じられないわくわくする主題です。そして、この楽章はクレッシェンド、スフォルツァンド、スビト・ピアノ(大きな音から急に小さな音になる)が非常に多いとても変化に富んだ楽章なので、長くても決して飽きることは無いと思います。

これ以上はネタバレになるので書きませんけど、そういう変化を楽しんで頂くのがこの楽章の楽しみ方だと思います。

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