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2008年3月 3日 (月)

第18回定期演奏会 直前情報6

ベートーヴェンの3つ目の交響曲は、モーツァルト・ハイドンの延長線上だった第1番、第2番のシンフォニーとは全く違う、ベートーヴェンのシンフォニーの世界への第一歩の作品といえるでしょう。「英雄」という副題で、ベートーヴェンがナポレオンに捧げるために作ったが皇帝になったため副題を消したというような逸話が残っていますが、これはどうも眉唾ものらしいです。ベートーヴェンは生涯ナポレオンを尊敬していたという説もあります。

このシンフォニーは演奏時間が50分近くに及ぶ長大な作品(指揮者によっては50分を遥かに超える演奏もあります)で、ベートーヴェンの交響曲の中では第九に次ぐ長い作品になっています。

第1番、第2番との大きな違いは

①第1楽章の序奏が極端に短い(わずか2小節)・・もっとも、これ以降は7番の交響曲以外はいきなり主題または動機が現れます
②第2楽章に優雅な歌曲風楽章ではなく葬送行進曲を置いている(7番も歌曲風では無い、8番はカノンを使用)
③第3楽章に完全なスケルツォを採用。また、ホルン3本という編成。
④第4楽章は、ロンド形式ではなく、変奏曲になっている

ベートーヴェンが自分の作品中でも最も気に入っていた作品のひとつであると伝えられているように、斬新で、かつ、しっかりした構成であり、更に音の強弱の変化が非常に多いのも特徴のひとつ。クレッシェンド、ディミヌエンド、スビートピアノ(突然音が小さくなる)、スフォルツァンドも非常に多い変化に富んだ作品です。

今回の演奏会では、さらに音の強弱に変化を持たせ、クレッシェンドからのスビートピアノやフォルテとフォルティッシモの音の違いをはっきりわかるように練習をしてきましたので、この特徴がはっきりわかって頂ければ幸いです。

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