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2008年2月18日 (月)

第18回定期演奏会 直前情報1 

パイオニア交響楽団の第18回定期演奏会があと20日足らずになりました。
今回は、ベートーヴェンの交響曲第3番、ワーグナーの歌劇「さまよえるオランダ人」序曲、ハチャトゥリアンのバレエ「スパルタクス」抜粋。
いつものように見所、聴き所を書いてみます。

ワーグナーはプロシア皇帝のルートヴィヒの庇護を受けてから、庶民の苦しみをよそに贅沢三昧の皇帝の浪費家のひとりとして悪者扱いされる事もありますが、音楽についてはそれはさておいて、歌劇を音楽世界の芸術から総合芸術にまで高めた作曲家です。特に「ニーベルンクの指輪」四部作はオペラの最高芸術のひとつと数えられています。

ワーグナーの作品は大きく分けると歌劇時代(リエンチ、オランダ人、タンホイザーなど)、中期のマイスタージンガー、トリスタンを経て、指輪やパルジファルといった作品に分けられると思います。特に後期のものは編成の特殊性(ワグナーチューバとかバストランペット)や難易度の高さからアマチュアで演奏されるのは稀ですが、前期から中期のものはしばしば演奏されます。
その中でも、今回演奏する「さまよえるオランダ人」の序曲は、マイスター、タンホイザーに次いで取り上げられる機会が多い曲です。
曲自体は、オペラの中身を明確に暗示する非常にわかりやすい構成になっています。波間をさまよう船、愛の歌、水夫の歌などオペラの中の旋律がいくつも綾なして登場します。

勿論、ワーグナーの曲ですから金管楽器は嬉々として演奏し、弦楽器はどちらかというとおかずなのですが、だからといって演奏は簡単ではありません。よく、ワーグナーとリヒャルト・シュトラウスの曲は全ての音符を間違いなく弾こうとするな、などと言われますが(勿論アマチュアの話ですよ)特に大きな海のうねりを表現する音形はパーフェクトに弾いてもクリアに聴こえないので、どちらかというと雰囲気を出すためにダイナミックスや勢いを中心に演奏します。だから弦楽器はあまり注目しないでお聴きください。

一箇所だけ、弦楽器に注目して欲しいのは、冒頭の刻み。最高音で勢いよく出てすぐに小さくなり最初のメロディを引き出します。ここで勢いが感じられるか否かでこの曲の半分近くの勝負が決まってしまうほど重要だと思います(コントラバスは休みです

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コメント

12月にCb.のY氏に久しぶりにお会いしましたが、「スパルタカスはテンションがあがらない」と嘆いておられました。

エロイカ、いつかまた弾いてみたいです。
(市民オケで1回だけ弾いたことはありますが)

演奏会のご成功をお祈りしております。

Y氏は、その時期まではあまり真面目に練習出なかったので、曲知らなくてモチベーション上がらなかったんでしょうね。
スパルタカスは、ハチャトゥリアンらしくて能天気で結構面白い曲ですよ。コンバスはつまらんけど。。。

細かいことは覚えていませんが、矢口さんは「コントラバスはつまらなくてテンション上がらない!」とおっしゃっていたと思います。まあ誰でも弾いていて全然おもしろくない曲はありますよね。

僕は次はシベ2です。
以前高石さんがおっしゃっていた通りCb.は弾いていてあまりおもしろくはありませんね。
4月と6月に2回弾くんですよ!
聞いている分にはいい曲と思えるのでまあいいか... と思っています。
人に聞いてもらうんだから自分の好き嫌いは抜きにしろ!というのは学生オケでたたきこまれました。

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