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2008年2月 7日 (木)

名曲のお話 シンフォニー編17

10月以来の登場です。メンデルスゾーンで止まっていました。
前期ロマン派は、とりあえず終わりましたので、次の時代に入っていきます。が、話をフランスに飛ばしてみます。

フランスではドイツと事情が異なり、交響曲という音楽ジャンルがあまり喜ばれなかったようです。どちらかというと、バレエが盛んでバレエ音楽が非常にウケがよく、また演劇も盛んでそれにつける劇付随音楽という分野も作曲依頼が多かったようです。
そんな理由から、フランスの作曲家で交響曲を書いた作曲家は非常に少ないですね。
時代的にはフランスの本格的交響曲のスタートはベルリオーズの「幻想交響曲」です。
その後、フランク、サン=サーンス、ビゼーなどが交響曲を作っていますが、幻想から生まれた系譜というわけにはいかず、幻想は孤高のシンフォニーという感じでしょうかね。

幻想交響曲は交響曲という名称はついていますが、所謂ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンと引き継いだ交響曲の様式には則っていない、独自の表題音楽です。ある芸術家の生活の挿話、という副題がついていますが、このある芸術派はベルリオーズ自身の事だと言われています。

ベートーヴェンとそれ程変わらない時代という事を考えると非常に大きな編成で、バンダ(舞台裏で演奏する)や、ティンパニ2セット、第5楽章で使用する専用の鐘、オフュクレイド(チューバで代用する事が多い)、2台以上のハープなどなど、拡大型の3管編成です。

第1楽章は夢・情熱というタイトルがついているソナタ形式の楽章。異常なまでの彼女への情熱と夢が語られます。
第2楽章は舞踏会。愛する女性に再会した舞踏会での喜びがワルツで演奏されます。
第3楽章は野の風景。田園地帯の牧歌的な音楽の中で遠くで響く雷鳴、女性への妄想が描かれます。
第4楽章は断頭台への行進。夢の中で愛する女性を殺害し、死刑判決を受け断頭台へ進んでいく様子が描かれています。2台のティンパニが交互に現れ荒々しく演奏されますが、最後にヴァイオリンからコントラバスまで繋がるピチカートで、首が体から離れて転がる様子が現れ、処刑終了のファンファーレが響きます。
第5楽章はワルプルギスの夜の夢。死後の世界、亡霊や化け物が集まっての饗宴。グレゴリオ聖歌の怒りの日の旋律も現れます。弦楽器のコルレーニョで演奏されるのは骸骨でしょうか。

この曲は、やっぱり演奏してとても楽しい曲です。コントラバスは2楽章以外は重要な旋律が結構多く、ヤリガイがある曲でもあります。

第2楽章に、コルネットのオブリガートを挿入した版もあり、私の知っているところでは、チョン・ミュンフンがパリ・バスティーユ管弦楽団を振った録音ではその版が採用されています。いつも聴くものと全く雰囲気が違うので、試しに聴いてみてください。

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