更新情報 12/30
ロッシーニの歌劇「セミラーミデ」の序曲をアップしました。
ロッシーニのオペラは非常に歌唱が難しく、死後しばらくの間は上演される機会が殆ど無かったそうですが、現在では「セヴィリアの理髪師」を中心に頻繁に上演されるようになっています。特に、序曲はオペラの一部というよりも完成された管弦楽曲と言っても過言では無い程完成度が高い曲が多く、単独で演奏される機会は非常に多いのも特徴です。時代から考えるとベートーヴェンと同じ時代ですから編成自体は大きく無く、時間も10分程度ですのでアマチュアが前座として取り上げるには格好の素材です。しかも、技巧的にも難しいけれど弾けないレベルでは無い事、アンサンブルが比較的単純だが劇的な曲が多い事からも決して損はしない曲です。
ロッシーニの序曲も多くは、ベートーヴェン同様オペラの中のメロディや動機の寄せ集めでは無く、まったく異なった楽曲として作られていますが、このセミラーミデはオペラの中のメロディが多用されています。非常に変化に富んでいます。
また、ロッシーニは劇的な音楽を作るにあたって、クレッシェンドを多用しているように聴こえますが、実はチャイコフスキーやブラームスなどに比べるとダイナミックスの記号は決して多くありません。クレッシェンドに聴こえるフレーズも実は楽器の重ね方でその効果を出し、ここぞといったところでクレッシェンドを使用するという事をやっています。
残念ながらMidiでは、同一楽器の重ねは効果が得られないために一部効果が薄くなってはいますが、お聴きください。
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