夏休み 北東北旅行・2
8月19日、午後11:50ごろ青森到着。青森は、北海道へ行った時に幾度と無く通った駅ですが、大体は駅の前方から青函連絡船に乗車、後方から駅の外に出ることは非常に少なく実に2度目。駅近くで予約していたレンタカーを借りて、まずは三内丸山遺跡をめざします。駅近辺の繁華街を抜けると程なく丘陵の道へ、15分程度走って遺跡到着。
三内丸山遺跡は、公園として無料開放されている縄文時代の遺跡。復元した竪穴式住居や出土された数々の土器、石器、土偶などの展示、さらに、5つ程の小さなドームがあり、その中では発掘されたそのままの住居の柱の跡やお墓などが保存されています。
我々が学校で教わった縄文時代は、米の生産がはじまり定住する前、食べ物を食べつくすと移動するという非常に貧しい生活をしていた時代と言われていましたが、最近の研究では、現在の何倍、何十倍もの動植物などの自然の恵があり、我々が考えているより遥かに豊かな生活をしていたと言われています。勿論、医学などは発達していなかったため寿命は極端に短かったのは確かですが、その短い生命を得ている間は我々に比べれば遥かに人間らしい生活をしていたと言えるでしょう。
三内丸山遺跡から車で30分ほどで「ねぶたの里」に到着。ここには、ねぶた祭りで使われた実際のねぶたが展示されており、ねぶたの曳行のデモンストレーションも行われていました。
ねぶた祭りは(ねぷたという地区もある)青森県各地で行われている祭り。起源は、初代征夷大将軍の坂上田村麻呂が蝦夷に遠征した際に、相手を油断させるため太鼓・笛や大燈籠で囃し立てた事と言われています。ねぶたは数千万円するものもあるそうで、しかも毎年の使い捨て。青森市民がその時に燃えるのもわかるような気がしますね。
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