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2007年7月26日 (木)

チョン・ミョンフン ベートーヴェン交響曲連続演奏会 最終回

1 の後はいきなり最終回になってしまいましたが、残念ながら明日の8番と9番は行けないので、昨日の7番までのお話。

チョンのベートーヴェンは、ひところ流行った古楽風演奏とは対角を成す演奏でした。曲によって、得て不得手があったことは事実ですが、相対的には若々しい現代的な演奏だったと言えると思います。東京フィルもそれに十分ついて行く事ができていました。所々では細かいアンサンブルの乱れはあったもののチョンが表現しようとした事はしっかりと演奏していたと思います。またチョンも、ここぞという所以外は抑制の効いた指揮だったと感じました。

4番はテクニック的には最も難しい曲のひとつ。特にファゴットにとっては鬼門の曲ですが女性ファゴット奏者は無難にこなしていました。全体的に早めのテンポで2楽章から3楽章にかけては少々中だるみはあったものの最後まで勢いよく演奏されていたと思います。
5番はベートーヴェンの中でも第九を除けば最大の編成の曲。ただ、演奏自体は少し古めかしい感じでしたがアンサンブルが整っており乱れなく演奏されていました。3楽章のトリオはかなり早めのテンポでしたが、さすがプロ! われわれではグチャグチャになってしまったかもしれません。

6番は残念ながら最も平凡で面白みの無い演奏でした。田舎の自然の風景、収穫の祭りの楽しさ、嵐、そして嵐が過ぎ去った歓びが無感動に通り過ぎていった感さえありました。特にこの曲の最も「田園」らしさを表現している第2楽章はただでさえ冗長になりがちな曲なのですが、静かな中での表現に少し難があったような気がしますし、元々この曲が聴くのも弾くのもきらいな私にとって唯一好きな箇所である第4楽章から第5楽章への転換の場面=嵐が次第にさり、雨露が木々から落ちてきて、薄日がさしてくる=で感動できませんでした。
7番はそれとは逆に名演だと思いました。最初から終わりまで、演奏者全体がリズムの中で乱舞している素晴らしい演奏だったと思います。

最後に、普段聞くベートーヴェンとちょっと変わっていた点
①第3楽章がメヌエットの曲で、主部とトリオの間に完全休止を入れていた
②ベト7の 第1楽章と第2楽章の間がアタッカ(連続演奏)だった

7番までしか聴くことができませんでしたが、やっぱりベートーヴェンのシンフォニーは古典派とはいえモーツァルトはハイドンとは異なり、音を美しく並べてアンサンブルさせるという曲ではなく、それぞれ個性的なテーマを持つというロマン派を先取りしたような交響曲の原点という事を再認識させられました。素晴らしい演奏をありがとうございました。

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