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2007年7月31日 (火)

B級名曲グルメ6  2つのメロディ(グリーグ)

グリーグの管弦楽曲は、一部を除けばその殆どがピアノ曲や歌曲からの転用である。この2つのメロディ 作品53も抒情小品集第1集の第6曲からの転用の ノルウェーの旋律と4つの歌op.21の第1曲目からの編曲の はじめての出会いの2曲からなる弦楽合奏曲である。
1曲目は中間部をもつ5分弱の曲で、明るい北欧らしいメロディから構成されている。弦楽は非常に分厚い編曲がされており重奏部分も多いためややもすると耳につく部分が無い事もないが、弦楽合奏とは思えぬ豊かな音楽である。
2曲目は1曲目とうってかわって、ソロを交えた静かなメロディで有名な過ぎにし春のような構成を持つ4分半程度の曲である。静かでは有るが、この曲もグリーグ特有の分厚い合奏になっており、親しみ易いメロディラインとの融合で原曲の歌曲を損なってはいない。クライマックスは後半も最後に近い部分にもってきており、クライマックスの後は徐々に消え入るように静かに終わっている。

あまり知られている曲ではないが、弦楽合奏の小品としてはカタログに残しておきたい曲である。

2007年7月26日 (木)

チョン・ミョンフン ベートーヴェン交響曲連続演奏会 最終回

1 の後はいきなり最終回になってしまいましたが、残念ながら明日の8番と9番は行けないので、昨日の7番までのお話。

チョンのベートーヴェンは、ひところ流行った古楽風演奏とは対角を成す演奏でした。曲によって、得て不得手があったことは事実ですが、相対的には若々しい現代的な演奏だったと言えると思います。東京フィルもそれに十分ついて行く事ができていました。所々では細かいアンサンブルの乱れはあったもののチョンが表現しようとした事はしっかりと演奏していたと思います。またチョンも、ここぞという所以外は抑制の効いた指揮だったと感じました。

4番はテクニック的には最も難しい曲のひとつ。特にファゴットにとっては鬼門の曲ですが女性ファゴット奏者は無難にこなしていました。全体的に早めのテンポで2楽章から3楽章にかけては少々中だるみはあったものの最後まで勢いよく演奏されていたと思います。
5番はベートーヴェンの中でも第九を除けば最大の編成の曲。ただ、演奏自体は少し古めかしい感じでしたがアンサンブルが整っており乱れなく演奏されていました。3楽章のトリオはかなり早めのテンポでしたが、さすがプロ! われわれではグチャグチャになってしまったかもしれません。

6番は残念ながら最も平凡で面白みの無い演奏でした。田舎の自然の風景、収穫の祭りの楽しさ、嵐、そして嵐が過ぎ去った歓びが無感動に通り過ぎていった感さえありました。特にこの曲の最も「田園」らしさを表現している第2楽章はただでさえ冗長になりがちな曲なのですが、静かな中での表現に少し難があったような気がしますし、元々この曲が聴くのも弾くのもきらいな私にとって唯一好きな箇所である第4楽章から第5楽章への転換の場面=嵐が次第にさり、雨露が木々から落ちてきて、薄日がさしてくる=で感動できませんでした。
7番はそれとは逆に名演だと思いました。最初から終わりまで、演奏者全体がリズムの中で乱舞している素晴らしい演奏だったと思います。

最後に、普段聞くベートーヴェンとちょっと変わっていた点
①第3楽章がメヌエットの曲で、主部とトリオの間に完全休止を入れていた
②ベト7の 第1楽章と第2楽章の間がアタッカ(連続演奏)だった

7番までしか聴くことができませんでしたが、やっぱりベートーヴェンのシンフォニーは古典派とはいえモーツァルトはハイドンとは異なり、音を美しく並べてアンサンブルさせるという曲ではなく、それぞれ個性的なテーマを持つというロマン派を先取りしたような交響曲の原点という事を再認識させられました。素晴らしい演奏をありがとうございました。

2007年7月22日 (日)

チョン・ミョンフン ベートーヴェン交響曲連続演奏会 1

19日(木) 本当に久しぶりにプロオケの演奏会に行ってきました。
新宿オペラシティのタケミツメモリアルで行われる チョン・ミュンフン指揮東京フィルによる、ベートーヴェン交響曲連続演奏会の初日です。
この演奏会は、19日(木)1番~3番、23日(月)4、5番、25日(水)6,7番、27日(金)8,9番という4日間のプログラム。初日は3曲の上、第9に次いで長い第3番「エロイカ」があるという超ハード(演奏する方も聴くほうも)なプログラムでした。

個人的にチョン・ミョンフンはあまり好きな部類の指揮者ではなかったのですが、この演奏会を聞いてちょっと見方が変わりました。
今までは、プロは緻密で美しく聞かせる、アマチュアはテクニック劣る分長い練習期間の集大成という気迫と汗を感じるという、それぞれの良さがあると思っていましたが、この演奏会は良い意味でプロらしからぬ情熱を感じさせられました。勿論テクニックはプロですからアマチュアとは段違い。こういう演奏をやられてしまうとアマチュアのオケの良さというのは何だろうと改めて考えてしまう、そんな演奏会でした。休憩を除いても2時間10分という長い演奏でしたが飽きさせる事はありませんでした。

私は評論家では無いので、それぞれの曲がどうだったかという事には言及しませんが、個人的には第2番の演奏は自分の2番に対する考えを完全に変えるような演奏だったと思います。ベートーヴェンの中では比較的優雅でしかしながら第4楽章のように比較的テクニックも難しい曲だと思っていましたが、リズミカルでしっかりとしたベートーヴェンらしい音楽に仕上げていました。

23日には、4番5番を聞きに行きますが、特に4番が楽しみです。

2007年7月14日 (土)

更新情報7/14

すっかりご無沙汰のベーシストの休日更新情報です。

今日は、スッペの喜歌劇「ボッカチオ」より 恋はやさしい、野辺の花よ をアップしました。
スッペは、「軽騎兵」や「詩人と農夫」といった序曲で知られている作曲家ですが、元来は劇場用のオペレッタを中心に作曲していた人です。スッペの喜歌劇はレハールなどのものとは違い本当にドタバタのオペレッタだったので、現在では殆ど演ぜられる事はなくなってしまいました。日本では大正時代に始まった浅草オペラでは、スッペやオッフェンバックのオペレッタが取り上げられる事が多く、このボッカチオは得意の演目だったようです。特に、「恋はやさし、野辺の花よ」は田谷力三の十八番の曲でした。

「ボッカチオ」は、「デカメロン」で知られる中世イタリアのルネッサンス初期の作家で、このボッカチオの若い頃の色恋沙汰をドタバタ喜劇にした作品です。今回のアレンジは前半から中盤にかけて比較的淡々と、最後に少しドラマチックに編曲してみました。

2007年7月10日 (火)

B級名曲グルメ5 イタリア風序曲第1番

シューベルトが1817年に作曲した管弦楽のための演奏会用序曲。
最初はベートーヴェンの第4交響曲を思わせる重たい和音から始まり、長い序奏が現れる。8分程度の曲であるが内3分が序奏部である。

主部に入ると、正しくシューベルトの作品に違い無いが、どこか作風が異なる。特に管楽器の使い方が非常に技巧的であったり、金管楽器が妙に前面に出てきたりシューベルトの交響曲群やロザムンデなどの管弦楽曲とは少し異なり非常に饒舌である。
それもそのはずで、この曲イタリア風と名づけられているのは、イタリアと直接関係があるわけではなく、ロッシーニの音楽を模して作曲したからである。
コーダを聴くと、確かにロッシーニの音楽とシューベルトの「ザ・グレート」が融合したような曲である。あまり聴く機会の多くないシューベルトの本格的な管弦楽曲を聴いてみてはいかがだろうか。

2007年7月 6日 (金)

名曲のお話 シンフォニー編13

久しぶりの名曲のお話です。

シューベルトの続き、第5番の交響曲はちょっと変わった編成です。フルート1本、オーボエ2本、ファゴット2本、ホルン2本の管楽器と弦楽合奏。こういう編成になった理由は、この曲が特定の目的のために作曲されたからである、とされている。特定の目的というのはいわゆる家庭音楽会。そのためにシューベルトの交響曲の中で最も小さい編成で、トランペットやクラリネットが無いのはその家庭音楽会で演奏する奏者にこれらの楽器の担当がいなかったという事であろう。
曲自体は非常に明るく軽やかな曲である。かなりモーツァルト的な曲で編成がモーツァルトのト短調の交響曲と同じ(モーツァルトの40番は後にクラリネットが加えられた)点も指摘されているが、雰囲気は似たところがある。非常に短い前奏、3楽章にスケルツォではなくメヌエットを使ったetc
但し曲想が40番とは全く異なるので、40番を模したという事はあたらないような気がする。
第1楽章は前述の短い前奏から、エコーのような応答による第1主題、かわいらしい感じの第2主題からなる。
第2楽章は非常に穏やかな主部と、若干の重たさを持った中間部をもつ緩徐楽章。
第3楽章はメヌエットではあるが、スケルツォっぽいイメージをもつ。2楽章同様中間部は若干の重みを持つ。
第4楽章は小編成を感じさせないスケールをもつ曲。この楽章だけはモーツァルトよりベートーヴェンの初期交響曲っぽさを感じさせる。

2007年7月 5日 (木)

五弦バスがやってきた

とうとう五弦バスを買っちゃいました。
形は今までの楽器と比べて、よりヴィオール属に近いなで肩。
演奏会終了直後で、次の練習までしばらく時間が空く今がチャンスという事で今日お迎えに行ってきました。

Eastman_2

大きさが今までの3/4サイズより大きい 7/8サイズ程度。
ちょこっと練習しましたが、抑えた弦と違う弦を弾いちゃったり、4度低い音程で音階弾いちゃったりと前途多難です。しかも弦長が長いのでポジションが今までより若干広め。
まだ、一番低い弦を Cでチューニングするか、Hでチューニングするか迷っています。
Cでチューニングすると、他の弦同士は4度の関係なのに、この弦だけ3度になって混乱する、チューニングがしにくい、という短所。弦のテンションが強めになるので音ははっきりし易い、また、曲によっては開放弦がかなり使えるという長所があります。
Hでチューニングすると弦同士の4度関係をキープでき、チューニングもハーモニクスでできるという長所はありますが、弦のテンションが低くなるため弦によっては音がはっきりしなくなる、開放弦を使える曲があまりないという短所があります。

曲にあわせてなどと言う器用な事はできないので、楽器と相談して決めようと思っています。
で、五弦を買ったからにはやってみたい曲。。。。①ベートーヴェンの「運命」特に第2楽章のコントラCが弾きたい。②ブラームスの1番のC音の連打、下のCで弾いてみたい。③ベートーヴェンの7番、特に4楽章。④未完成・・・あまり好きな曲ではありませんが、折角だから。

2007年7月 1日 (日)

ダウンロードランキング 上半期

ベーシストの休日で、今年上半期にダウンロードされたMP3、Midiデーターのランキングです。
総ダウンロード件数 13,146件

1.ベートーヴェン 交響曲第7番第1楽章        456件 3.5%
2.エルガー   進曲「威風堂々」第1番          384件 3.0%
3.ビゼー   「カルメン」組曲より 闘牛士      273件 2.1%
4.ドリーブ  バレエ「コッペリア」より スワニルダのワルツ 238件 1.8%
 ビゼー   アルルの女 より メヌエット  238件  1.8%
6.ビゼー  「カルメン」組曲より 前奏曲   214件   1.6%
7.ドリーブ バレエ「コッペリア」より マズルカ 213件 1.6%
8..ベートーヴェン 交響曲第7番第4楽章   183件  1.4%
9.ビゼー  「カルメン」組曲より アラゴネーズ 172件 1.3%
10.ビゼー  アルルの女より ファランドール 169件  1.3%
上のランキングは、MP3とMidiの総ダウンロード数ですので、データーの種類が多いほうが
有利になります。
MP3だけのランキングは以下の通りです

1.ベートーヴェン 交響曲第7番第1楽章  285
2.エルガー  行進曲「威風堂々」第1番   210
3.ビゼー  「カルメン」組曲より 闘牛士   158
4.佐藤眞  大地讃頌                          124
5.ドリーブ バレエ「コッペリア」より スワニルダのワルツ 119
  ビゼー  アルルの女 より メヌエット   119
7.ベートーヴェン 交響曲第7番第4楽章      112
8.ビゼー  「カルメン」組曲より 前奏曲      108
9.ビゼー  「カルメン」組曲より アラゴネーズ 92
10.ビゼー バレエ「コッペリア」より マズルカ   91

やはり、ベートーヴェンの第7番と、ビゼーは人気がありますね。
「カルメン」組曲もあと1曲で完成です。お待ちくださいね。


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