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2007年6月 5日 (火)

第17回定期演奏会 5

ハイドンの「ロンドン」の第3楽章は、とっても明るく、とっても軽やかで、とっても可愛らしいトリオをともなったメヌエットです。こういう舞曲から派生した楽章は、交響曲だからといって「しっかり弾こう」などと思ってはいけません。踊りなんですから。ガッシリ弾いちゃった日には、踊りもベタ足を引きずりながらになっちまう。
しかもテンポは遅くは無いですから、しっかり弾こうと思うと遅れる。こういう楽章は遅れてしまうと命取りです。

「ロンドン」のメヌエットのコントラバスもそういう危険を孕んでいる箇所があります。主題の後の展開形。基音をオクターヴジャンプで弾く場面があります。こういうのって、コントラバス遅れ易いんですよね。その上、きちんと弾こうと思うと絶対遅れる。遅れると次の小節の頭の音と、3拍めから始まるヴァイオリンのメロディの間が詰まってしまう。そうすると全体のリズムが狂う。従って、ここは跳ぶように弾かなければなりません。が、基音(レ-レ)ですからきちんと音が出なければならない。コンバスの弦と弦の間隔は1㎝以上あります。普通だとコントラバスのこの部分(レ-レ)のオクターヴは小指でG線(1番高い線)を押さえ、人差し指でA線(3番目の線)を押さえて1弦とばしで弾きますが、この場合そんなことで遅れてはいけません。技術の未熟なアマチュアとしては、単純に高い方のレは同じようにG線を弾きますが、低い方のレは隣のDの線、いわゆる開放弦を弾くようにします。

そんな工夫をしながら弾きますが決して気難しい楽章では無いので、聴く方はお気楽にお願いします。

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