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2007年6月15日 (金)

第17回定期演奏会 12

「展覧会の絵」の5曲目は、殻をつけたひなどりのバレエ。ゲルベルというボリショイ劇場の指揮者兼作曲家の「トリルビ」ぼいうバレエの衣装デザイン画として書かれた「大きな卵の殻の上部から両手と頭を、下から両足を出した踊り手」の絵。
フルートとオーボエ、クラリネット、弦のピチカートの掛け合いによるユーモラスな鳥の鳴き声と踊りから始まり、中間部ではヴァイオリンの不安定なトリルにチェレスタ、ハープも加わる。最後は、ズッコケ。この曲もコントラバスは全休だが、安心して聴いていられる曲ではない。

6曲目は、サミュエル・ゴールデンベルグとシュムイレ。金持ちと貧しい二人のユダヤ人を対象的に表したもので、2枚のスケッチからなる。金持ちのユダヤ人を木管と弦のユニゾンで、大げさに尊大に表現し、ミュートをつけた小型のトランペットが貧しく虐待されるユダヤ人を描いている。実は、この曲は「展覧会の絵」の中のコントラバスの最難関曲のひとつ。なにしろ音域が高い。テナー記号(またはオクターヴ記号)が登場する。
コールアングレ、クラリネット、バスクラ、ファゴットの木管楽器とヴァイオリンからコントラバスまでがわずか1オクターヴという音域のユニゾンで演奏するのである。ヴァイオリンの一番低い線G線の1オクラーヴ下がコントラバスの一番高い線G線なのだから、コントラバスがヴァイオリンと1オクターヴ違いで弾くという事は、G線の音域より高い音しか出てこないという事である。左手のポジション(音程を決めるために弦を押さえる場所)の関係で、他の弦も使うが、その一番高い線の開放弦の音(何も押さえない音)から1オクターヴ半上のシ♭まで出てくる。チェロと同じ実音で弾かなければならない。
コントラバス同様、トランペットも難関中の難関曲である。
やがて、この二人が激しく絡み合いながら、最後は金持ちが圧倒してしまうのである。

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