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2007年5月29日 (火)

第17回定期演奏会 3

ハイドンの交響曲第104番「ロンドン」。第1楽章は、ベートーヴェンを彷彿とさせる重厚な導入部からはじまる。ニ長調の平行調であるニ短調で書かれた導入部は短調でありながら堂々としている。始めの2小節は主音と属音の2つの音のみを使用しフォルテで演奏される。3小節目に入り対照的にピアノに音量を落とし低音と高音の弱々しいがしっかりとしたリズムを刻むメロディになる。再びフォルテになり同じようなパターンが繰り返され、ニ長調の第1主題が始まる。主音のレの音に乗っかり演奏される第1主題は流れるようなしかし冗漫でないしっかりとしたリズムで演奏される。第2主題はホルンの持続低音に乗せて演奏される。形式は単純なソナタ形式でコーダも短い。

コントラバスにとっては、ニ長調という調性は比較的演奏しやすい。従ってそれ程苦労する楽章では無いのだが途中分散和音の早いパッセージがありここでちょっとインチキポジションを使う。多分他の人は真面目にポジション移動で演奏するんだろうな。どんなインチキをするかは・・・見ないでくださいな。ともかく始めの楽章としてはとても素敵な楽章ではある。

2007年5月27日 (日)

第17回定期演奏会 2

日曜ですが、先週のダウンロード数が極端に少なかったのでランキングはお休み。ちなみにトップはチャイコの1812年と威風堂々第1番が同数でした。

パイオニア交響楽団第17回定期演奏会のプレ企画第2弾です。
昨日、本番指揮をしてくださる黒岩英臣氏の直前練習がスタート。本番モードに突入です。
今日は、中プロのハイドン/交響曲第104番のお話。
ハイドンの交響曲は「びっくり」と呼ばれる94番や、「軍隊」と呼ばれる100番が有名ですがなにしろ104曲も交響曲を書いた人です。色々な曲があります。私は個人的には92番の「オックスフォード」という曲が最もお気に入りです。

104曲も交響曲があっても、アマチュアオケでハイドンが取り上げられるのは決して多くありません。その理由としては①編成が小さいのでオケの管楽器奏者が全員演奏会に出演するためのローテーション上問題がある②前プロや中プロに組み込むには結構長い曲が多いし、結構難しい。③管楽器を説得して演奏会に組み込むには知られた曲が少ない(どうせだったらモーツァルトの方が良さそう)などなど。
で、パイオニアのオケでも初めて取り上げる事になります。(私は、昔100番と104番はやっていますが)

ハイドンの曲はモーツァルトのシンフォニーとかなり趣が異なり、かなり壮大で重厚な雰囲気の曲が多く、どちらかといえばベートーヴェンに近い曲が多いですね。特にこの104番「ロンドン」は、長めの前奏を持ち、後の交響曲への試金石になるような壮大な曲です。楽章ごとの説明は次回以降にまわしますが、このあたりの曲がベートーヴェンにかなり大きな影響を与えた曲で、「交響曲の父」ハイドンの面目躍如となる曲だと思います。

2007年5月26日 (土)

更新情報5/26

5/26ベーシストの休日更新情報です。

ベートーヴェンの「ゲレルトの詩による7つの歌曲」より 第4曲目の「自然における神々の栄光」をアップしました。

この曲は非常にダイナミックな曲で、合唱でも扱われる曲です。
という事なので、コラール風に 金管楽器を前面に出してアレンジしてみました。

そろそろ細かい曲も在庫が尽きてきております。演奏会だの何だのでなかなかMidiの作成がはかどらず、新世界の第4楽章は、来週も完成しそうもありません。。。

2007年5月21日 (月)

第17回定期演奏会 1

そろそろ、演奏会1ヶ月前になりました。
そこでちんたらと、演奏会へ向けての記事を掲載はじめましょうかね。

今回の演奏曲目は
ボロディン 歌劇「イゴーリ公」より ダッタン人の踊り
ハイドン 交響曲第104番「ロンドン」
ムソルグスキー(ラヴェル編曲) 組曲「展覧会の絵」 です。

まずは、ダッタン人の踊り。
この曲ではまずコントラバスは弦楽器として扱われていません。同じ四分音符が延々と続いたりします。
譜面は、わずか10分の曲なのに14ページ。展覧会の絵より多いページ数です。それ程黒丸(四分音符より短い音符)が多いのかというと・・・多い。但し、このパート譜はチェロと共通の譜面。3段組で、1段目と2段目がチェロ・・黒丸ばかり。3段目がコントラバス・・・白丸ばかり。要するにチェロのパート部分に場所をとられてしまいページ数が増えているのです。多分、コントラバスのパート譜だけならば3ページぐらいで終わり。但し、チェロが書いてあるおかげで助かる事も事実。チェロが書いてなければどこ弾いているのかわからなくなってしまいますので。。。

という事で、この曲演奏よりも譜めくりが忙しい曲。殆どが打楽器的頭打ち。挙句の果てには2つの弦をダウンボウで引き続けるバーバリズムのような雰囲気の部分まであります。
曲自体は、中央アジアっぽい雰囲気が満載の曲で、激しい踊りのリズムあり、優雅なメロディありと変化に富んではいますが、ひたすら頭打ちをしているコントラバスをご注目ください!(って注目してもらえるわけは無いか!)

2007年5月20日 (日)

週間ダウンロードランキング 5/20

ベーシストの休日 週間ダウンロードランキング 5/13-19です。

1.ビゼー アルルの女より ファランドール  21
2.ベートーヴェン 交響曲第7番第1楽章   20
3.ドリーブ コッペリアより スワニルダのワルツ 12
4.ビゼー 歌劇「カルメン」第1組曲より 前奏曲 10
 ドボルザーク 交響曲第9番「新世界より」 第1楽章 10
6.ビゼー 歌劇「カルメン」第2組曲より 闘牛士の歌 8
 チャイコフスキー くるみ割り人形より 花のワルツ 8
 ベートーヴェン 交響曲第7番第2楽章        8
 ジョルダーニ  カロ・ミオ・ベン            8
10.ドボルザーク 交響曲第9番「新世界より」 第2楽章 7

今週は、トータルダウンロード数が極端に少なかったです。
このところ小品ばかりのアップなので止むを得ないところでしょうか。
6月の演奏会終了までしばらくは、制作は遅々としてはかどらない状況が続きます。

2007年5月14日 (月)

B級名曲グルメ3 カレリア序曲

シベリウスの管弦楽作品の中でも、フィンランディアは別格としても次に有名な曲に「カレリア」組曲という曲がある。これは、劇付随音楽「カレリア」の中から3曲を選んで改編し組曲としたものであるが、この組曲とは別に、同じ「カレリア」の序曲を改編したものが、カレリア序曲である。

曲の長さは7分程度であるが、序曲と言っても使われているテーマは3曲といっても内ひとつは1つ目のテーマの派生。最初から終わりまで殆ど単一のテーマがあまり変奏されずに演奏され続ける。途中に、組曲にも入っている「行進曲風に」のメロディが出てくるが、後は同じテーマがちょっとずつ形を変え(といってもほんの少し、楽器のミックスが変わったりほんの少し転調したという程度)ているのであるが、これで7分なので、聴いていてかなり飽きる。シベリウスらしいメロディではあるが、こう何回も出てくるとちょっと、という感じ。展開はいつ来るのか、と思いながら聴いているうちにコーダに来てしまうのである。

付け加えるならば曲全体の長さから考えると結尾部は結構長い。

2007年5月13日 (日)

週間ダウンロードランキング 5/12

ベーシストの休日 週間ダウンロードランキング 5/6-5/12です。

1.ベートーヴェン 交響曲第7番第1楽章    23
2.エルガー 威風堂々 第1番          19
3.エルガー 威風堂々 第2番          13
3.ベートーヴェン 交響曲第7番第2楽章     12
5.ビゼー カルメン前奏曲              10
  ビゼー カルメン 闘牛士            10
7.ビゼー カルメン闘牛士の歌            9
8.ベートーヴェン 交響曲第7番第4楽章    8
 ベートーヴェン 交響曲第7番第3楽章    8
  モーツァルト アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク第1楽章  8

今週は、ゴールデンウィークも明け、通常のダウンロード数程度に戻ってしまいました。
あいかわらずベト7、カルメン、威風堂々が強いです。

2007年5月12日 (土)

更新情報 5/12

ベーシストの休日 5/12 更新情報です。

3月までは、Midi作成は主に朝やっていたのですが、4月から会社の始業時間が30分早まったため作成時間が短くなってしまいました。また、このところ海外出張などで、なかなか作成が続かず今まで作成していたデーターも貯金が底をついてきてしまいました。
演奏会も近づき休日もフリーの時間が少ないのでピンチ!です。

という事で、新世界より がなかなか完成しないので今週も貯金の取り崩し。
シューマンの歌曲集「詩人の恋」の第1曲目 美しい五月に をアップしました。
この曲は、主和音があまり使われなかったり終止形が無かったり、という事で 美しい五月というよりは少しアンニュイな雰囲気がある曲ですが、歌の部分だけをとると美しいメロディラインです。

伴奏のそういう雰囲気をクラリネットを中心にすえてメロディラインをオーボエに歌わせてみました。

2007年5月 6日 (日)

週間ダウンロードランキング 4/22

週間ダウンロードランキング 4/29-5/5

1.ベートーヴェン 交響曲第7番第1楽章  28
2.ビゼー カルメン第2組曲より 闘牛士の歌  25
3.ビゼー カルメン第1組曲より 闘牛士        24
  エルガー  威風堂々第1番         24
5.エルガー  威風堂々第5番         19
6.ビゼー カルメン第2組曲より ハバネラ     17
7.ベートーヴェン 交響曲第7番第2楽章   16
8.ビゼー カルメン第1組曲より 前奏曲   14
9.ビゼー アルルの女より ファランドール  10
  マスカーニ カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲 10

連休中は、普段の倍のダウンロード数でした。
ありがとうございました。

2007年5月 1日 (火)

B級名曲グルメ2 バッカナール(イベール)

イベールは、20世紀フランスの作曲家。ドビュッシーの印象主義と新古典主義を融合させた作曲家で、「寄港地」などの作品で知られている。バッカナールは1956年に作曲された曲で、バッカナールとは、古代ギリシャの酒の神バッカスを祀る放埓なお祭りである。

イベールの作品はどこか捕らえどころがなく、作品自体も大味な作品が多いと感じる。同じフランスの作曲家でもドビュッシーやフォーレといった緻密さは感じられない。
このバッカナールも、バーバリズムばりの激しいリズムの曲なのであるがそのリズムがひと段落したあたりから集中力が失われてしまうような感じがする。同じフランスの作曲家でも、サンサーンスの「サムソンとデリラ」の中のバッカナールは音楽的な緊張感が持続されており、この曲のような散漫な印象派全く無い。
とは言っても、この曲の冒頭三分の一は激しいリズムとはずむようなメロディがぐいぐい引っ張って行く強烈な印象が残る曲ではある。

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