3月24日朝、ホテルから数分歩いて四条高倉バス停へ。バスで清水道まで行き、急坂(清水坂)を上って清水寺へ。二十年ぶりぐらいで、清水坂の両側の土産店もその頃とは様変わりしていました。何といってもオシャレなつくりの店が多い。逆に清水焼の店は減ったかな?清水の舞台は、昔に比べると小さく感じました。
清水寺を出て坂を下っている最中に、どんより曇っていた空が泣き出しました。
清水道から銀閣寺行きのバスで銀閣寺へ。小雨が降り続ける中十数年ぶりの銀閣寺。いわずと知れた足利義政が政治から逃避して隠遁生活を送っていた東山の別荘。正式名称は慈照寺。庭園、生垣ともども決して派手では無いが落ち着きのあるお寺です。ここに来ると外国からのお客様が非常に多いです。
銀閣寺道まで歩き、バスで京都ゴールデンコースの最後金閣寺へ。金閣寺は正式名称が鹿苑寺。室町幕府の最盛期を築いた足利義満の建立した金箔を施した派手な舎利殿が有名ですがれっきとした禅寺です。ここはいつ来ても金が大好きな中国からのお客様がいっぱい。前回来たのは金箔の張替えが終わってすぐだったので20年程前でしょうか。
それ以前にも4回ほど来ていましたが金箔を張り替える前の金閣は結構みすぼらしかったのですが、張り替えたら見違えるほどになっており非常に強いインパクトがあったことを思い出しました。
金閣を出て、立命館大学の東側を大学に沿って迂回すると、足利家の菩提寺等持院へ。このお寺はひっそりと静まり返っており観光客も十名程度。足利歴代将軍の木像が安置されているお寺です。この近辺は、妙心寺とか仁和寺は行った事がありますが、ここ等持院は初めてだと思ってきたのですが、庭園を見た瞬間に一度来た事を思い出しました。ここの庭園は池泉回遊式の庭園でつつじがとても綺麗なお庭です。(といっても今回はまだ咲いていませんが)
等持院から10分弱歩くと竜安寺に着きます。ここは3回目。何といっても虎の子渡しの庭といわれる石庭が有名です。極端に抽象化された観賞用の庭の描こうとしていた真実は今では作者のみぞ知る。という事で京都一日の旅はここ衣笠の地で終了。バスと地下鉄を乗り継ぎホテルに戻り、荷物を引き取り、2泊目の京都全日空ホテルへと移動しました。京都全日空ホテルは2度目の宿泊。二条城の正面にあるホテルですが、今となっては少々古びた印象は拭えません。残念ながら、プリンセス日航が連泊で取れなかった上、京都駅近くのホテルも満室で、残っていたのが中心部から離れた都ホテルとここ。
まあ、休前日にもかかわらず非常に安かったので良しとするしかありませんでした。部屋も朝食も全ての点で日航の勝ちでした。