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2006年12月30日 (土)

更新情報12/30

ベーシストの休日今年最後の更新です。

今日は、マルティーニの歌曲「愛の喜び」を管弦楽曲にアレンジしました。
この曲の作曲家マルティーニは、ドイツ生まれの作曲家で、フランスに移住して音楽活動を行っています。名前から推測すると、マルティーニという姓はイタリアっぽい姓で、ゲルマン民族の姓では無いですね。
マルティーニはフランス革命に翻弄された作曲家で、宗教音楽やオペラを書いていますが決して有名な部類の作曲家では無く、はっきりいえばこの一曲で名前が残っている作曲家です。

「愛の喜び」という曲は、題名から考えると愛の歌と思われがちですが、実は「愛の喜びは長くは続かない」という内容の悲しい歌だそうです。「愛の喜び」という題名といい、甘美な旋律といい、人騒がせな作曲家です。

2管編成トロンボーン3本つき打楽器無し+弦五部という編成でアレンジしてあります。

2006年12月25日 (月)

名曲のお話 シンフォニー編10

モーツァルトの39番から41番までの交響曲は、モーツァルト最後の傑作交響曲として三大交響曲などと言われる。何が三大なのかはわからないが、ともかく結果的にはモーツァルトの交響曲の集大成となった事には間違いが無い。諸説はあるが、モーツァルトの交響曲は完全な木管2管編成の曲(fl,ob,cl,fg各2本)は少なく31番「パリ」と35番「ハフナー」の2曲だけである。といってもハフナーは当初はクラリネットが無く後に追加されて完全な木管2管になったのではあるが。そして、この最後の3つの曲も完全な2管編成ではない。39番はオーボエが無しという珍しい編成でフルートも1本、40番はフルートが1本足らず、41番はフルートが1本でクラリネットも無い。それを感じさせない大きな曲なのである。

第39番はモーツァルトには珍しく長い序奏がある曲であるが、ご他聞にもれず特に最終楽章はかなりの難曲である。曲全体の雄大さはモーツァルトの交響曲の中でも群を抜いていると思う。この曲が一番好きだ、という人がかなり多いのも肯ける。特に演奏する側に多いようである。もうひとつの特徴は何となく続きがあるのではないか?という終わり方かな?

第40番はモーツァルトたった2曲の短調の交響曲のひとつ、特に日本人は大好きな人が多いし、第1楽章の旋律は様々なジャンルの音楽に取り上げられている。シルヴィ・バルタンが歌った「哀しみのシンフォニー」というのはこの第1楽章の旋律に所々歌詞をつけた歌であるし、「愛よ永遠に」というのも同じ第1楽章のメロディをポップスオーケストラが演奏するときに使うタイトルである。この曲は、はっきり言って全ての楽章が難しい。

第41番は「ジュピター」という標題がついている非常に大きな流れを持つ曲である。結構トランペットが重労働らしい。40番のように特にメロディックな曲では無いが、4楽章の雄大なフーガといい非常に大きく大きく作っている曲である。

そんなこんなでモーツァルトを駆け足で抜けてしまったが、決して嫌いというわけではなく、この天才が作曲した交響曲をあまり詳しく語るのには、私の力不足というところです。
すまんこってすm(_ _;)m

2006年12月23日 (土)

更新情報12/23

ベーシストの休日更新情報

サン=サーンスの交響曲第3番ハ短調「オルガン付」の第2部後半をアップデートしました。これで、8月から作成していたこの曲全曲がようやく完成しました。

第2部後半は、オルガンの荘厳な和音から始まり、続いて第1部のテーマが長調に転調され様々に形を変えて演奏されます。通常の交響曲でいう第4楽章にあたる曲で、第1部のテーマを使っていても決して変奏曲というスタイルではありません。第1部のテーマが、第1主題、第2主題に形をかえて構成されるソナタ形式になっているわけで、これがいわゆる循環形式という事になるわけです。

この楽章はMidi化するにあたり、私の使用しているSinger Song Writerでは作成できない四分の九拍子は四分の六+四分の三に、一分の三拍子は四分の四拍子×3小節にして作成しております。また、コーダ部分のトランペットのファンファーレと最後のティンパニのソロは、ヴォリューム、ヴェロシティ、エスプレッションを最高にしても音量的に不足しているためそれぞれ3trackを使用して音を重ねました。

そうしても不満なところを何点か上げておきます。
①オルガンの音色は、church organ1 という音を使用していますが少しイメージより音が柔らかいという難点があります。SC-8820で音色を探しましたが適当な音は残念ながら見つけられませんでした。また、オルガンのペダルに相当できる音は全く見当たらず、トラック数の関係でorganと同じトラックとしました。
②ティンパニの音色は1種類しかないため、音色が柔らかめで多少ぼやけた音です。

今回はデーターが大きくエクスクルーシヴ等による細かいニュアンスをいじるのは負荷が大きくなるためやめております。

2006年12月15日 (金)

クラシカル・ミディ・リング

私がMidiのホームページを立ち上げて間もなく5年になりますが、その間ずっとお世話になっていたのが、Classical Midi Ring。そして、殆ど宣伝もしていない「ベーシストの休日」にアクセスして来る方の多くが、そこで発行している「Classical Midi マガジン」というメルマガや、Classical Midi netの検索からいらっしゃっています。

今回、そこのスタッフを引き受けることになりました。といっても、サーバーだのスクリプトだのわからない私なので、主な仕事は作曲家事典の充実。以前数人の作曲家について投稿した事もありますが今回は自分で書くというより書いてもらったものをチェックしたりする役目です。

このClassical Midi Ringが無ければ、最大手のniftyのフォーラムに参加していない私としては、途中でMidi作りを止めていたかもしれません。いずれにしても、今まで散々お世話になってきたのでこのあたりで恩返しをしようと思い、お引き受けする事にしました。

これからも「ベーシストの休日」と「Classical  Midi net」をよろしくお願いします・

2006年12月14日 (木)

更新情報12/9

胃腸風邪をひいてしまったために、更新情報が遅くなりました。

久々に、素材用のMidiに、モーツァルトのクラリネット協奏曲第1楽章から をアップしました。

モーツァルトはフルートの2曲(フルートとハープのための協奏曲を入れれば3曲)以外は、木管楽器の協奏曲を1曲ずつ書いていますがどれも非常に優れた作品です。

クラリネットは18世紀初頭に作られた比較的新しいで、ヴィヴァルディやバッハといった「協奏曲全盛の時代」に実用化されていなかった事もあり、クラリネット協奏曲自体あまり多くありません。私も、モーツァルトのこの曲とウェーバーにいくつかの作品しか聞いた事がありません。

モーツァルトのクラリネット協奏曲は、まだクラリネット自体が新しい楽器だったにもかかわらず、3つの楽章全てが甘美で優雅で、しかも躍動感に溢れる素晴らしい曲で、オーボエ協奏曲と並んで、モーツァルトの代表作のひとつと言えると思います。

2006年12月 8日 (金)

名曲のお話 シンフォニー編9

モーツァルトの交響曲はその殆どが長調である。短調の曲は、映画「アマデウス」の冒頭で演奏される25番と、有名な40番の2曲のみで、どちらもト短調である。元々、モーツァルトのオーケストラ作品はその90%以上が長調で書かれている。これは、モーツァルトという作曲家の性格とか音楽への姿勢とも言われているが、当時の楽器事情にも起因している。モーツァルト当時のホルンはナチュラルホルンが主流で、現在のようにバルブが無いため短調に必要な音を1本のホルンで全て吹くことが出来なかった。従って、自然と長調の曲が多くなるのである。第25番はそのための当時では稀なホルン4本という編成で、G管とB♭管各2本、第40番は各1本という変則的な編成になっている。

私は、モーツァルトの交響曲の中では後期の作品にあたる35番~38番あたりが好きである。(37番はM.ハイドン作、序奏のみモーツァルトの作)瑞々しい明るさと、肩の凝らない軽快さを持ち合わせ、それでいてしっとりしたところはしっとりと淀みの無い構成で作曲されていると思う。特に、第36番の「リンツ」は序奏を持つしっかりとした構成で重厚さもありながら全体的にモーツァルトらしい軽妙な印象は変わらない。といっても、聴くときはそれで良いが演奏は非常に難しい、特に35番のハフナーは難曲中の難曲と言われている。

2006年12月 3日 (日)

ロボ

1970年代の前半、「僕と君のブー」(Me and You and Dog named Boo)という全米第5位になった曲を引っさげてデビューしたフォークシンガーのロボ(Lobo)。ごく短い間に数々のヒット曲を残して1970年代の後半には第一線を退いた彼は、片思いの切なさを素直な声と聞きやすいメロディで私の青春時代の記憶に残る一人のシンガーでした。

私が彼を知ったのは、「片思いと僕」(I'd Love You to Want Me)というヒット曲。その後、「君ともさようなら」(Don't Expect Me to Be Your Friend)、It shure took a long time、How can I tell her(両方とも邦題を忘れました)など数々のヒット曲を放ち、その全てが気に入ったためベスト盤のLPを購入しました。未だに、物置に眠っています。

歌詞も今となっては完全には思い出せませんが、甘く切ないけれどとても優しい歌詞だったという記憶があります。現在ではベスト盤以外のCDは手に入れられないようなので、とても残念です。Lobo1 Lobo2

2006年12月 2日 (土)

更新情報12/2

ベーシストの休日の更新情報です。

ビゼーの歌劇「カルメン」第1組曲の4曲目、アルカラの竜騎兵をアップしました。
この曲は、歌劇の中では第1幕と第2幕の間奏曲として演奏される曲で、弦楽器のピチカートと小太鼓のリズムをベースにファゴットがちょっとユーモラスでちょっと哀愁を帯びた旋律を演奏する作品です。

曲中では、第2幕にドン・ホセがカルメンに会いに行くときに口ずさむ旋律です。

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